昨年の5月、友人が亡くなった。
息子の学校での父母仲間であったHさんとは、父母会やいろんな行事にいっしょに関わり、小中高を過ごした「仲間」である。
いつも行事には積極的に参加し、父母でなにかするときには、中心になってくれた人だった。
みんなをまとめるのがすごく上手で、気持ちいい仕切りに、だれもが「Hさんがいれば安心!」と思っていた.....といって決して過言ではないだろう。
昨年訃報を聞いたとき、にわかには信じることができなかったけれど本当のことだった。
父母仲間と、「いつかお墓参りに行こうね」と約束しあい、そして一年後の今日実現させた。
楽しく行こうね!といいあって5人の友人と、わいのわいのしながらアクアラインを走るバスに乗って海を見ながら千葉に向う。
彼女のご主人はお寺のご住職さんだ。
お参りの後、ご主人から、どう家族みんなで戦ったか、亡くなる前の数年間のお話し、また彼女の最期をうかがう。
どんなにうかがっても、お墓参りしても、どーもね、こう.....Hさんの死がまだぴんと来ない我々であった。
帰路の途中で、夕ご飯&ビールをする。
Hさんの話し、子どもらといっしょにやった行事や企画などなど思い出話しをたくさんする。
みんなで興奮気味に次から次へと話しがでてくる。
つい昨日のことみたいだ。
それだけいっしょにやったんだよね、それだけいつも中心の人だったんだよね...の想いをいっそう強くする。
お店で、会計をするとき、きっちりと割り勘にしたはずなのに、なぜかなぜか不思議な事にお金が多めにテーブルの上に乗っかった。
五人とも、「私は正しく出した!」と言い張った。
あ!Hさんが払ったにちがいないと思った。
喫茶店に行き、コーヒーいただいたら、ほぼそれでまかなえる金額。
楽しい一日をありがとね、コーヒーもごち!