先日素敵なバッグを持っていた友人に会った。な、なんと!それ、
革パンツをリメイクしたものだという。よくよーく見せてもらったら、
前のファスナーや後ろポケット部分にパンツの面影が茶目っ気
たっぷりに残されている。いっぱいあるポケットがなんとも
便利そう。私もほしくなり作っていただこうと、昔夫がはいて
いたバイク用の革パンツを押し入れから探し出し、早速お願い
した。持ち手の長さと太さにちょっと注文を出す。そして数週間
後....はたしてとても使いやすいバッグに生まれ変わり戻ってきた。
もう一つ、作っていただいた物がある。それはヘッドピース(髪飾り)。
シックなパステルカラーで作られた花の髪飾り「これ、白髪のちょい
とある大人にも似合うのでは?」とふんで注文した。花の色や数は
こちらの希望をくんでもらえるシステムだ。(20代の方が制作されている)
少し希望の入れられる余地のある半分オーダー。作り手のセンスに
「アタシ用にはこうしたい!」の気分をほのかに乗せて作ってもらえる楽しみを
味わった二品だった。意思の疎通さえうまくいけば、
この味はくせになる味だ。少しでも「自分の気分込み」
の持ち物には愛着がぐっと増すよう。バッグのかぶせの裏面、スエードを見せる
ように
開いて持つ、ヘッドピースをTシャツの襟元につけるなど...自分流の使い方
をあれこれ考える。
愛着が、自分風に使いこなすことにつながっていく。