【5年目の秋に思うこと】
この連載が、5回目の秋を迎えた。
たくさんの方に長いこと読み続けていただけて本当に嬉しい。
新聞で読んでくださっている方々から、ときどきお葉書やメールをいただく。
私の年齢にビックリされた!と書いてくださる方も少なくないのである。
(いちばん最初の紹介欄に昭和30年生まれと記しただけだったですもんね)
たま~に年齢を推定できそうな「35年ほど前の成人式には・・・」とか「27歳の
娘が・・・」などの文中の文字から年齢を察して驚いてくださるのだ。
自分も同年代です!と。
そして、安心して告白(?)してくださるのでしょう、
・55歳になる今まで自分の着るものについて考えたことがなかった。
・自分の好みがわからない。
・似合うって、どういうこと?
・何歳までおしゃれしていいの?
と質問なども書かかれている。
あっ!と思う。
はっ!とする。
こんな風に着よう、小物を上手にアレンジしようなどと書くのは簡単なことだ。
それを「自分用」に変換するのは楽しくもまた厄介なことでもあると思う。
歳を重ねると、5年前いや1年前には考えられなかったような出来事が襲ってくる。
それはそ~っと忍び寄ってきてはいたんだろうけど。
どんな時も服をちゃんと着てしゃんとしていたいと思っている。
そしてどんどんおしゃれが楽しくなってきている今日この頃、56歳なう。