(ごくたまに、紙面上の都合でモノクロになることもあります)
昨年、身辺には二軒の引っ越しがあった。(実家と、家人の仕事場)
その余波を受け家にもいろいろな物が持ち込まれ、てんやわんやしたけれど
良い事もあった。それは家の細々した物やタンスの中をしっかりと見
直せたことだ。母から引き継いだ着物を仕舞うために洋服タンス
の整理。二つあった食器棚を一つにしたことなど、私としては
大改革だった。ほぼ二分の一になったキッチン用品や食器類で台所は本
当に使いやすくなり、今までのはいったいなんだったの?と反省もした。
服もしかり。愛着と使用頻度の高いものが残った。多少の値段の差などもう関係
なくなるらしい。生活も身につける物も気に入ったものだけにするってのは簡単なようで
これ、なかなか難しいもの。春に向かうこれから。服の入れ替えを兼ねて
もう一度タンスと洋服棚の整理を少しずつ始めている。「コレは大好き?」と自分に
いちいち問い正しながらたたみ直したり、アイロンをかけたりしていると、
白いシャツがほしくなった!白いシャツがあると、このベストと合わせても?
こっちのスカーフも生かせる!ブレスレッドを付けて袖をたくし上げたい!
白いシャツは使用頻度の高いものにきっとなるだろうなの予感。それはたくさん
処分した結果に出た一枚だからだと思う。処分や整理とは物を減らすためだけ
のことでなく、本当に必要なものを知るための作業なのだろう。
食器棚も洋服タンスも八分目の量が出し入れしやすく、また見渡しやすい。
そこオーバーしないように気をつけながら暮らしたいと、ぐっと思う。