どぜう鍋を囲んだ7人とは、家人、娘、息子、私。
そして娘の夫(カレシ→婚約者→そして夫と改名....)と、ご両親という7人構成だったのである。
ご両親とは初対面である。
このたびは、はじめまして、よろしくおねがいいたします、おせわになっております、おめでとうございます....まじめ顔でご挨拶をする。
彼らは先月入籍をした。
そういうことで、大分からご両親がおみえになったのだ。
かたくるしいところではなく、ラフ〜に和や〜かに、にょろにょろ〜っと会いたいと、浅草のどぜう屋で待ち合わせたのだ。
どじょうは家人以外食べたことないし、初めてだらけがよりフレッシュに拍車をかけていいのでは?とも考えたのだった。
にこやかにうちとける。
全員でニコニコとかんぱいと食事をした。
しかし、もんのすごく!きんちょーしたとです!
どじょう初体験のわくわくを緊張が駆逐した。
その緊張とかどきどき加減が、まったく表情や態度の外部に出ない自分が不思議なのであるけれど。
内部は爆発寸前なのに。
彼ら、結婚式はしていない。
来年の秋?冬?(未定)には挙げるらしい。
彼らにまかせる。
色々と順序は一般的ではないが、結果幸せ方向に歩き出せばそれがいちばんいいと私も家人一致したココロだ。
会うのを浅草にしたわけは、「あいさつとか食事は二時間もかからないであろう。その後の時間をいかに過ごすか」を検討した結果、浅草寺に行ったり甘味どころに寄ったり、仲見世をみんなでぶらぶらしたりもできるし...スカイタワーも見られるしなどと考えたのである。
それは成功したと思う。
私はだけど、浅草、とても楽しかったです。
落語をする店にあった「板の顔出し」を見つけてしまって、素通りできない体質の私、今日という日の大切さをついうっかり忘れてしまって....。
彼のご両親は、笑って見ておられたが
「こんな母親の娘がうちの嫁に?....」
とがっくりかもね。
がっかりさせてしまったかもしれないけれど、両家の親どおし、来春ji-san ba-sanになる予定だ。
お後がよろしいようで。
浅草めぐり...完
お昼ご飯はどぜう。
どじょうを食べるのは初めてだった。
どんな状態で出てくるのか?どんな味なのか?
わくわくでどぜうの飯田屋さんへ向かう。
どれにしようか....。
どじょう鍋を注文した。
骨と頭を取り除いたのと、丸ごとのとチョイスできたが、どっちも食べたかったので、両方注文。
興味津々のあまり.....写真を一枚も撮らなかった。
(いや、ホントは撮れなかったの。その訳はパート3で)
食後、トイレに行ったらお店の裏道が見えるドアが開いていたので、ちょっとのぞいてみたら、なんと、板前さんが、調理まえのどじょうさん方のめんどうを見ている現場だった。
上から下へ、下から上へとどじょうの面々はそれは元気に泳ぎ回っている。
ドングリを持参してなかったことが悔やまれた。
我々7人は、これを鍋にして、食べたのだったんだ〜。
鍋を囲んだ7人とはいったい.....続く
秋晴れの今日、浅草へ行く。
「本日定休日」の履もの屋の閉められたシャッターに描いてあったイカした絵にずきゅんとくる。
道々ふと見上げた看板の絵のなんとも愛らしいこと。
このお店もお休みだったが....。
いったいなに屋さんだったんだろ?
裏道で、人なつこい猫にすり寄られた。
「おばあさん顔だ」と家人。
正座であいさつしてくれてるのか。
「こんにちは。お互い元気でやろうね」
大きな白い犬二匹に、浅草寺境内で遭遇する。
飼い主さんから水をもらって飲んでいるところ。
いい水を飲んだことだろう。
子どもらになでまわされていたので、私も混ざってなでまわしてきた。
「雷門」の大きな赤い提灯のところは定番なフォトポジションなので、たくさんの人々が次から次へと「赤い提灯込み」の写真を撮り合っていた。
人力車の兄さんが、
「撮りますよ〜」
親切な声をかけていた。
私は、お兄さんがイケメンだったので、お兄さんを撮った。
ナイススマイル!!
重さを知られたくなかったので、人力車には乗らず....すまん....。
おみくじをひいたら、ぜんぜん好もしくない結果だったので、それは引かなかったことにして(練習練習とココロの中でつぶやいて)本番で引いたら大吉!だった。
それを採用として、小さく折り畳んで財布に入れた。
ズルしたとはまったく思っていませんから....。
くれぐれも五番は引かないようにね!
浅草...........続く