
今までに三回お味噌を仕込んできた。
それぞれに違った味になったのは....きっとその都度の塩加減や温度の差などが影響したのだと思う。
でもそれぞれにおいしい!のは、手前味噌のせいばかりではないと思う。
最初は白っぽい(糀と大豆と塩と、水を混ぜるだけだもの)のがきれいに色づいていく。
糀菌の存在と仕事を知る。
これを「いい仕事」といわずしてなにをいい仕事と....。
お味噌汁にするときは、塩糀をちょっとだけ足して、風味をもっと出す。
きゅうりには、そのまんまで。
さとう、酒を加えて甘味噌にし、おにぎりにまぶして食べる。
わたしのお味噌はうまい味噌。
まちがいない。
散歩のあと玄関で、ぐっと前足をふんばるのはまだ家に入りたくない合図。
やっぱり涼しければ、外にいたいと思うのだろう。
前の道をあるく人をながめたり、土を掘ったり...久々に庭ライフを楽しむ犬であった。
うれしさが全身にあふれている。
涼しいっていいねえ。



♪ドンと鳴った花火がきれいだな〜♪と、つぎつぎにあがる花火を見上げてきた昨夜。
調布であがるのを、稲田堤付近の多摩川の土手から見物した。
娘のおすすめのいいポジションであった。
さすが地元民!
多摩川をはさんだ向こう岸の、花火のあがる根元の部分も見られた!
いろんな色、形状の種類の多さったらないね!
以前に読んだコミック「ハチミツとクローバー」に、主人公のはぐみ(美術大学生)と、小6の男子のエピソードの章があった。
中学受験のために、苦手な図画工作で賞のひとつもとっておかなければ...と焦る小学生と、これまた大きな賞に挑まされているはぐみ。
「たどり着きたい場所を持ったとき、無心の心で描く力を失った。好きなものを楽しんでという言葉は美しい。でもその、なんとむずかしいことか」
と、小6男子と、大学生はぐみはわんわんと泣くのである。
花火のあがる音を聞いて、二人で見上げる夜空。
でっかい花火。
「ハチクロ」では好きなシーン、たくさんあるけれど、この第7巻の小学生エピソードも心に残る。
コミックでは、二人は花火をみて、いろんなことをふっきるのだが......。
現実は、コミックみたいにそう簡単に「お悩み」をぱ〜っと吹っ飛ばすことなどできないけれど、その腹に響く音と一瞬にして消える火花は、やっぱりスカッとさせてくれる。