ホーム > 日々 > 2013年11月23日

こうじに恋して

糀に恋.jpg

これほどまでに、糀をつかい続けることになろうとは.....あのとき思っただろうか。
4年ほど前まえかな?「塩糀ブーム」ってありましたよね。
そのほんの少し前に、雑誌で「塩糀」の紹介記事を読み、その存在を初めて知った私だった。
●肉にぬっておくと、うまみを引き出す
●煮物に入れるとおいしくなる
●免疫力をアップさせる
などと、いいことがたくさん書いてあった。

雑誌に書いてあったお店に注文して買ってみた。
小さな一瓶だったので(確か...600〜800円ぐらいしたと思う)だいじにつかった。
私の第一目的は、ひとえに免疫力のアップ効果を期待してのことだった。
(アップさせたい人がいたのでね)
そのときは、正直....おいしさがわからなかったけれど、とにかく一瓶をつかいきった。
その後、お店で見かけるようになったけど、あっという間に売れ切れ状態になった。

ある友だちが、
「ボクはつくってますよ。簡単にできるしね、買ったのより数段おいしくできるから」
といっていたので、そっか〜自分ちでつくればいいんだ〜!と、さっそく糀をネットで注文した。

それは、乾燥された糀で、お米のような状態のものが届いた。
それでも、塩と水をまぜてしばらく置くと、塩糀ができあがった。

糀100gでも、たくさんの塩糀ができ上がったので、野菜や肉をつけこんだり、とにかく食卓にのぼる、ほぼすべてのおかずに塩糀をつかうようになった。
安く、そしてたくさんあると、ケチケチ&チビチビしなくてもいいから。
そこで、やっとおいしさを実感できるようになった。
調合する塩の加減も、レシピ通りじゃなく、ひかえめ、ややひかえめ、うんとひかえめ(←素早くつかい切る用)とアレンジもするようになっていった。

こんなに便利な「調味料」、友だちに教えたい!という欲望がむくむくとわき上がってくるのは当然だろう。
何人もの友人や姉にくばった。
「どうやってつかうの?」
と聞かれると、なんにでもに入れていいんだよとか、普通の塩と同じ感覚で料理につかえるよと答えた。

その後....
「どう?つかってみた?」
「うん」
「おいしかった?」
「よくわからないな」
「またあげようか?」
「まだあるから、いいよ」
という会話で、リピーターはあらわれなかったが。
が!しかし!たった一人、すごい勢いで食いついてくれた友が、たった一人だけいたのだった。
「これはすごい!おいしい!アタシも作りたい!もっとほしい!」
と。

彼女は、乾燥糀というものを知らなかったそうで、「生糀」しか見たことがなかったという金沢出身者だ。
私は、反対に「生糀」を見たことがなかった。
彼女が手をつくして(金沢のお姉さんに買ってきてもらった)入手した生糀を初めて見たときは感激しまくったものだ。
それは雪みたいに白くて、ふわふわで、さわるとすぐにいい香りが漂ってきた。
生糀でつくった塩糀は、今までのとは格段の差があった。うまさに。
うっとり。
これって、フォーリンラブ?

塩糀の友と、きゃーきゃーいい合った。
それ以来、うちの塩糀は、金沢の生糀いっぽんでいくようになった。

しか〜し.....頼ってばっかじゃ悪いしぃ....アタシだって「長野県」という、味噌どころとしちゃあ負けちゃいない県の出身者である。
帰省したおりには、友人情報を得て、数軒の味噌やをまわって、生糀を見て回り、買ってもみた。
それぞれに違った味わいでした。
糀にも個性がありました。
そして、数年にわたり糀を毎日使っているうちに、私は「違いがわかる女」になってました。


先月、友だちの個展が金沢で開かれたので、金沢に行ってきた。
(その時のことは「金沢へ」でいっぱい書きました〜)
連れて行ってもらった糀屋さん、「武久商店」、すんばらしくおいしい糀をつくっておられた。
買ってかえってすぐに仕込んだ味噌は、今、とてもいいかんじに育っている。
すでにおいしく、若々しいところを、野菜につけてはいただいている。
甘酒もすぐにつくったものだ。
お店で試飲させていただいた通りの味にできた。
おいしかったのはいうまでも....。
そして忘れられないのである。

決心した。
武久商店さんにお手紙を書こう。
ラブレターである。
おつきあいを申し込みたいと思う。
この熱い想い、うけとめていただけるだろうか。

熱すぎて、キモがられない程度の熱意でもって....。

私は糀に恋してます。
これなしでは、もう料理できないほどに。

日々

お知らせ

2017年3月13日
ホホホ以外に.......

カゴ屋さん、メヌイ
http://ameblo.jp/menui-zakka/
と、ココカラ大学という名前のサイトにイラストと文章を連載させていただいてます。
https://kokokaradaigaku.com/
どっちも月に3回ほどの更新。
見てちょ〜よ!

プロフィール

本田葉子

イラストレーター。長野県出身。
2017年10月より小田原市在住。
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