今日、電車の中で見聞きしたこと。
キャリーバッグをひいている人(以下キャリーちゃんと表記)が文句をいわれてるとこを目撃した。
座席に座っていたら、目の前で......。
乗車のときに、キャリーちゃんの前を歩いてた人がキッと振り向き、
「押さないでよっ!」
と、ビシと言い放ったのだ。
キャリーちゃんは、一瞬ビックリした顔をして、それでも
「ごめんなさい」
とあやまり、そして悲しそうな表情になった。
前の人はぷりぷりを後ろ姿ににじませながら去っていった。
キャリーちゃん、よりいっそう悲しそうな顔になってうつむいていた。
私が田中邦衛であったなら、キャリーちゃんのそばまでいき、
「おらあ見てただよぅ。アンタはぜんぜん押しちゃいなかったぜ、ああ見てたさぁ。前の人が下がったからアンタのその、四角くて?固い?その持ちもんに当たっただけだってさ」
と、口をひしゃげながらつぶやいてやりたかった。
肩パンポンしながら、「呑むまえに飲むっ!」とかつけくわえて。
両者を不愉快な思いにさせるキャリーバッグって、なかなか罪なものである。
自分のキャリーバッグの柄を強くにぎりしめ、扱いにうんと気をつけたいと思ったよ。