ヘアースタイルを決めたら、目鼻を糸で刺していく。
ここは、1回で仕上げ。
気に入らなくてもやり直してうまくいったためしがないから、1回めで見当をつけた目鼻が人形の顔となる。
ジーパンドレスのMrs.レインボーと並べて写真。
仕事机の上に並べてジロジロ見るよ。
6年前に熱中した人形作り、今回はちょっとちがった熱中のしかたである。
以前のとは、顔つきもちがうようだ。
やっぱりね、年重ねたからか?
一週間に一つのペースで作り続けたら、来年の春の展覧会までに30体くらいできる計算になる。
そんなにできる気がしないけれど、作りたい気持ちが持続している間はつくりたい♪
「つくりたいもの」があるって幸せだなあ。まじ。
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私の肩をトントンと、ワンクリックプリーズ!
コリもほぐれ、更新する意欲がモリモリとわいてきます!
日帰りで帰省してきた今日。
今回の帰省の目的のひとつに、「長野の母にひ孫を見せる」があった。
目的のひとつというより、これがいちばんの目的の帰省でもあったけれど。
姉と約束した時間より少々早めに長野に着いたので、娘と
善光寺にいて参じてみた。
表参道を孫と3人でぶらぶら歩く。
「牛に引かれて善光寺参りだね」
と言ってみたところ、娘はハテナ顔。
この昔話を知らないというので、
「昔々あるところに洗濯してたばあさんがおった。そこに牛が現れてやおらばあさんの洗濯物を角にひっかけて走り去った。ばあさんが牛を追いかけてったら、着いた先は善光寺って話よ」
と、ざっくりとストーリーを教える。
長野の子だったなら誰でも知ってるストーリーだけれど(一般常識の範囲かな?)娘は知らなかったという。
こういう昔話も聞かせておくんだった!しまった!と思う。
お休み処に牛がいたので観光気分で記念の写真を撮る。
実家の母はいろいろ不自由になり一人暮らしが困難になり、今は施設のお世話になっている。
施設にはいろんな人たちがいる。
ちょっと認知症のおばあちゃんが一人、オープンルームにいらした。
座り込んで、無表情で同じ言葉をくりかえしていた。
そこに、一歳になったうちの孫がチョコチョコ歩いてそばに寄っていったとたん、そのおばあちゃんはこの上ない笑みを浮かべて、
「赤ちゃんはかわいいわね」
といった。
その表情の変化率の大きさに、私は胸があつく、そして痛くなった。
年齢を別個あつかいより、混合がよろし...と思う。
母と姉と娘と孫で、写真を撮りあったりスイーツ三昧のおやつをしたりして別れた。
また混合で行こう!と強く思う。
牛に引かれて善光寺参り。
引いてくれるものがあるかぎり、行くべきところは誰にでもあるのだ。
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私は帰省する度に、いっつも思うことがある。
それは、
「あれ?長野に来ると、視力が急に良くなるよう」
である。
すべてがクッキリはっきり見渡せるのである。
それは、澄んだ空気のせいだと気づいてはいる。
多摩よりましてや都内より、空気の透明度はうんと高いのだ。
娘は長野に着いたとたん、
「なんかウッディーなにおいがする」
と言った。
雨上がりだったせいもあるかもしれないけれど、ほのかな木の香りと土から立ちのぼってくる清々しいにおいを私も感じた。
アバターをみながら、またつついてしまった。
今日のba-sanは小振りで色白というだけで、進歩なし。
気に入って持っているバスケット。
冬仕様っぽく、大きなボンボンをふたつみっつ付けてやろうと思い、原毛を丸めてみた。
大きくていびつなボンボンに!と思って。
チクチク突っついているうちに、ba-san降臨.....。
もはやba-sanしか生まない手になってしもうたのか。
ba-sanはいう。「もっとデカく...、もっと!」と。
そして最終的に直径10センチを超えた巨顔に。
バスケットに「なにか」を付属させると、どうしても甘い感じが漂ってしまう。
手作りのものではなおさらに。
カワイく甘くなりすぎては、なにかこうこっぱずかしいというか。
デカ顔、しわしわいっぱいのba-san頭部、相殺効果を期待してバスケットに結びつけた。
赤い髪のba-sanも当然いらっしゃる。
このba-sanは、水たまりが好きでたまらない人。
雨が降るとよろこびいさんで出かけていく。
近所のいい水たまりスポットを熟知している。
水たまりが好きなだけで、水玉模様にこだわって生きているわけではないです。
今年初のba-san。
「ba-san初め」だかんな、ちょっと気合い入れて作んないとな...と力みすぎてなかなか顔が決まらなくて、いっかい刺した顔の糸を切って、刺し直した。
これは掟やぶりな行為なのであった。
「自分掟」として「顔は一回で決める」としていたから。あちゃ!
まぁ〜ba-sanのいうとおりに気楽に気楽に....と気を取り直して「どんな顔してんの?」と聞く。
針を持ちながら私はいつもいろいろ相談事をもちかける。
「静かな饒舌」という技をつかってba-san方は答えてくれるのだった。
ことしもよろしくね!と白髪をていねいに整え直す。
台所の床をタワシでわしわしとこすってみがいた。
あまりにきれいになってびっくり!こんなにも汚れていたのか〜。
「なんか台所が明るくなったようだ」
と家人。
そんなにも黒ずんでいたのか〜。
ひとしごとやりとげた日曜日の満足感。
笑点でも見るか。
夕飯すんでテーブルを片付けて、さてと今宵もお一人ba-sanを....と材料をひろげる。
髪の用の原毛やらパンヤやら....。
いっぱいあるようだけれど、使いたいと思う色や材料がすでに尽きつつある。
本体の布、原毛が足りんなあ。
手芸屋さんの友だちが、いいレースの切れ端をくれた。
グレーで杉織りの背広、赤いカシミヤのセーター、「ba-sanに使ってよ」と近所の方がゆずってくれた。
またネッカチーフをQ世軍バザーで買ってきてくれた友だちもいる。
それらを初めっからba-san方のための物であったかのように私は合体させる。
そうやって、あったかいもんででき上がっていくのである。
幸せなもんつくらせてもらってんだな〜と、ますますba-san教の信徒となるのであった。
いつも、水辺を待ち合わせの場所にしている。
向こう岸までこぎ出して行く。
キリンぽい顔の人間が好き。
そんなba-sanはMAMARIKOという名前である。
カモメba-sanは先日嫁いでいった。
あの胸のカモメは古いブローチで、ピンの部分を修理しながら使っていたものだ。
あのba-sanの方が似合うからゆずった。
そうしたらなんと!また別のカモメがやってきた。
「きっとホンダさん好きだろうなと思ってたのよ」
と、ご近所の手芸店の奥さまが見せてくれた象牙でできたブローチは12センチの大物だ。
カモメba-sanのスカーフも、アタシのセーターもブルー色。
やっぱり海のイメージでいきたいものねえ。
私もカモメba-sanになる。
このba-sanはむかし、おしゃれなおねえさんだった。
若くて背の高かった恋人も、今ではいいji-sanになりました。
このba-sanはピンク色の部屋に50年前から住んでいる。
愛犬の名前はパンク。
満月と三日月はべつなものだと思っているba-san。
はじめて自立する人形になった。(たまたま、偶然)
にわとり15羽の世話にあけくれているba-san。
このba-sanもゲンズブールで生きてきた人。
ライバル!と思いきや、意外と友好関係にある二人。
身長18センチのba-sanは、オレンジ色のスカートに皮のショール。
セルジュ•ゲンズブールいっぽんできたゆえ、いまだ独身。
黒い革のコートのba-sanは身長が16センチのチビさん。
なにかと外出好き。
西方向に歩き出すことに決めている人。
まず西に。
小さいバッグも作ってあげた。
バッグにいろいろ付けるのは、全然好きじゃないんだけれど、このバッグを持ったba-sanなら付けてもいいなと思った。
外出好きなba-sanだし。
「バッグを持ったba-sanを付けたバッグを持ち歩くばあさん」
お?そうすると、私も西に向かって歩き出すことになり、ますます道に迷うかも。
義母はきのう、高田馬場のお墓まいりに義弟と連れ立って行った。
そして今日はまた別のお寺、日暮里のお墓まいりに行くという。
じゃんじゃん降りの雨の中、お足下も悪かろうと、いっしょに行くことにした。
片道2時間の長き道のりである。
日暮里駅はスカイライナーとかがかするようになってから、わけわからないほどの変貌ぶりである。
迷いながら駅を歩く。
やれやれとたどり着いたお寺。
雨にめった打ちされている墓石に、また手桶の水をかけるのはどうかな?と疑問に思う私をしりめに、義母はじゃんじゃん水をかけていた。
天からの水と、手桶の水は別物なのか。
あっちゅう間に消えるお線香もしっかり供える。
交代でなむなむ〜をして、滞在5分もしないお墓まいりを終えた。
義母はその足で義妹のお見舞いにまわるというので、病院もいっしょに行く。
若いときから美貌をほこっていたおばさんは、美貌のばあさん(87)になりベッドに横になったままだ。
二本のチューブが身体に。
一本は「入り」で、もう一本は「出」用の。
でも口と頭はばりばりなので、ばりばりにおしゃべりをする。
昔の話、退院後の不安、お墓のこと、姉妹のウワサ(主にアッコウ)などなど、楽しさのみじんも感じられないおしゃべりであったが、必要なことだろう、ふむふむと聞く。
ba-sanの先輩なのだ。取材として熱心に聞く。
「大福かシュークリームが食べたい」
と熱く強くいう。
義母が、
「重湯の食事なのに...ダメだと思うわ」
と注意。
「あら、自分のおなかのことは自分が一番よくわかってるんだからいいのよ」
と反論。
重湯食の患者には.....私とて賛成しかねた。
滞在30分が限度で、
「また来るわね」
と退出した。
義母はきのう&今日の外出でとても疲れたといって、足を痛がっている。
「ヨウコさんにいっしょに行ってもらって、ほんとに助かった。ありがとう」
と感謝もされた。
でも....私は真夏の実家のお墓まいりにひきつづき、とっても腑に落ちないのである。
ここまで義母(88)をかりたてる墓まいりっていったい...とバチ当たりの私は心底思うのである。
沖縄のお墓のこと、先日ひょんなことから知った。
沖縄では、葬式の後土葬にし、しばらくして遺体を掘り起こしてだな...きれいに洗骨してだな、改めておさめるところにまたおさめるのだという。
それ、長男の嫁の仕事なんだと!(昔の話なのかもしれないけど)
それを知った時、「あ〜沖縄の長男の嫁じゃなくって本当に良かった」と思った。
沖縄の長男のお嫁さんには本当に申し訳ないのだが。
掘り起こし時をまちがえでもしたら、妙なものがまだ付いてたとしたら....などと思うと震えがくる。
長男の嫁の義母がずっとしてきたこと、アタシが受け継ぐことになるのだろう。
「スプートニク号に乗せられて宇宙に置き去りにされたあの犬に比べたら、自分の境遇なんかまだマシだ」
とイングマル少年は考えて乗り切っていた。@My life as a dog
「昔の沖縄の嫁に比べたら、私なんかぜんぜんマシ」
と考えてみようか。
シュークリームを6個買って帰ってきて長男の嫁同士、義母とむしゃむしゃ食べた。
それはそれはおいしかったです。
はたと何かを思いついたマープルに私のバッグを持たせてみた。
このba-sanは小柄です。
お父さん手のひらサイズぐらい。
星調べをいつもしているので、どうもヘアーもこうなったようだ。
ということでひとつタノム。
介護福祉士として働いている友人のために、私のばあさんも働いてもらうことにした。
ゲンバで働く人からうかがうba-san話はすごいね。
過激で悲しくて、面白くて腹立たしくて、そりゃもうね。
そんな中でもアタシのばあさん、がんばってくれ〜!
ミスマープルは編み物好き。
編み物は無心になれると同時に、脳細胞を活性化させるのに役立つし、ショールも出来る。
秋の装いのba-sanを一人つくった。
ウールの生地をはさみでじょきじょきと切るのは、「布切ってんぞ〜」という感覚が気持ちいい。
このba-sanは、みょうがとカリフラワーが大好物である。
ピクルスにしたのも好き。
とにかく好き、なにより好きという人。
おしえてもらいたいことがまだ残っているので、まだまだつくり続けるつもりがある。
少女期0〜20、もりもり若い女性期21〜35、おねえさん期36〜40、おばさん期41〜55、ばあさん期55〜85(一応...)
まあ独断でざっくりだけれど、こうして数字にしてみると群ををぬいて「ばあさん期」がいちばん長いのである。
36才からをおばさんの仲間に強引に連れ込んでみても及ばない。
我々は人生の中で「ばあさん」としてもっとも長く過ごすのである。
「ワレワレワジンセイノナカデバーサントシテモットモナガクスゴスノデアル」
と、のど仏のところを人差し指でかるくトントンと叩きながら抑揚を付けず宇宙人っぽくいってみると、ますます醍醐味と実感が湧く。
二十歳になっら成人式で祝うように、55歳になったらばあさん式を行い集い祝うのはどうだろう。
メインメニューはカレーで。
はっ!あっ!ん!そうか!還暦とはそういうことだったのか!
けれど赤いちゃんちゃんこなど着て、座布団にちょこんと座り、孫に囲まれにこやかな老人のイメージが浮かんでくる。
ちちちがう、なにかがちがう.....。
ばあさん人形をたくさん作っていて思ったことの一つに、「意外とばあさんってなんでも着こなせるもんなんだな」があった。
真っ白の白髪や、グレーまじりの髪で人形を作っていたものだから、なおそう感じたのかもしれない。
白髪、縦横無尽にはしるシワ、すぐくねっとなるくらいに柔らかく詰めたパンヤ、それらはばあさんならではのめくるめく新世界であった。
派手めな色の服、レース、多めのギャザー、顔面ほど大きなアクセサリー、オーガンジー.....。
頭の中にはうっすらと佐藤愛子、沢村定子、オードリー•ヘップバーン、樹木希林、ミスマープル、本格派のばあさんがいつもいた。
人形のモデルにしたわけじゃないけど、うっすらと彼女らがあった。
休むに似たりの思考を続けている私であるが、考えてることの輪郭がぼんやりと見えてきた気がするので、この陽炎みたいなもんをつかみたいとおもう。
つかみたいもんが今までわからんかった。
いいや、なにをつかもうとしてるのかさえ。
この陽炎が耳や鼻の穴から流れ出さないうちに、アタシのカタチにならないものか。
寄る年波がばあさんというビッグウエイブになっていきますように。
今なおまざまざと思い出される「自分のばあさんを思った日」がある。
それは三年ぐらい前だったか....「マルタの優しい刺繍」という映画を観た日の事だった。
その日の事は、ブログにも書いた記憶がある。
若い頃観た「黄昏」、「コクーン」、「八月の鯨」、「ドライビング•Missデイジー」とか、主人公が老人の映画とは全然ちがった印象をばあさんたちから受けたのだ。
仕草、考え方などが自分に重なった。
映画館を出て見上げた西の空、スクリーンよりでかく墨痕あざやかに「近々」と描かれているのを見た。
多分そのとき私は54か55歳だったと思う。
東の空に薄墨で書かれた「JUST NOW!」を私は見逃したのではあるまいか。
とそんなことを新人ばあさんは思い出し「私的ばあさん年齢」を確信するのです。
展覧会をきっかけに、ばあさんについて考え続けている。
まず....ばあさんとはいったい何歳からの女性をさすのか?である。
心が少女のようにいきいきしていれば、いくつになっても青春っ!とか、孫が生まれ、おばあちゃんになったら....というのはひとまず右横に置いておきたい。
そこ、保留。(却下したわけではない)
拓郎の歌った、♪喫茶店で渋茶を注文すること〜♪あ〜それが老人〜♪は、左横に置いたゴミ箱に捨てる。
じゃ、きりのいいところで60?65かな〜?
と、アイスティー飲みながら、ふと雑誌をめくる。
それは、【40歳からの私らしいおしゃれ探し】とサブタイトルの入ったムックであった。
最後の方の記事に「街で見つけたプラチナ世代の素敵な女性たち」として、街角おしゃれさんスナップ写真が載っていた。
20人ほどの登場。
主に40代女性だった。
母娘のツーショットもある。母44娘18とか母45娘20のペア。
みなとてもおしゃれさんである。
その中で、え?ちょと雰囲気ちがうんでねの?と目がとまった写真もある。
素敵な装いをこなれた感じでさらりと着こなしておられる方々なのであるけれど、なにかがきわだって他とちがう.....。
え〜〜っと率直にはっきりいってしまいます。
「おばあさんに見えた」のである。
キャプションについている年齢を確かめると、52歳、54歳。
ああん??歳下じゃん!
57歳って?同じ歳じゃん!
重ねていいますが、センスすごくよく着こなしてて品もあって、選ばれし人であることは間違いないのです。
しかし、40代30代の中にあれば、差、歴然。
はっきり見えるラインがありました。
もういっかいいいますが、若い>若くないの式をいっているのではないよ。
ばあさんとはいったい何歳から....?を考えているときに見た雑誌。
60?65?などとふわ〜っと考えたりしてたわれであったが、チラッと写真で見てピッと感じたおばあさんとは52歳。
「私的ばあさん年齢」は、グレーゾーンの間くらいをとって55歳で手を打った。
しゃしゃんのしゃん、GOGO!レッツGObaーsan55!
55歳は、ばあさんの初心者、ばあさん界の新参者。
新人ばあさんなのである。
なんだかとっても嬉しく感じるのはなぜだ?わからん。
これからしゅくしゅくとばあさん街道を歩いていこう!と決心した。
アガサクリスティーのミスマープル、大好きなばあさんだ。
DVDで何度も見ては、気になったところをメモしたりもする。
それをどうこうしようということもないんだけど。
あの時代の小間物や洋服が特に好き。
マープル役の女優さんは、主に2人いるんだけどどっちもいい。
ヒックソンは上品だし、もう一人の女優さんも毅然と可愛さがと〜ってもいいのだ。
メモしたへにょへにょなエンピツ絵をパソコンに取り込んで、どうこうしてみた。
これは「復習の女神」の中のマープル。
編み物中に、えっ?と驚くシーンだったはず。
カットワークのブラウスのエリが良かったから描いんだけど、ばあさんのシワって縦横無尽でかっこよささえ感じる。
ばあさん人形の発売を開始しました。
先週末にお店に顔を出すといってましたが、ごめんなさい、遅れて今日になってしまいました。
右上の「●お店」にて5人、待機してます!どうかご指名をば!!
「三人三様展」で、嫁にしていただけるとお約束をいただいたばあさんたち。
昨日、今日とで発送を済ませました。
おそくとも明日の午後までには到着すると思います。
よろしくお願いいたします。
しっかし!!
しぶとくまだ家に残るばあさんもいるであった....。
展覧会の前に、
「展覧会には遠くって行かれないけれど、ばあさん売ってはもらえんだろか?」
との嬉しい嬉しいお問い合わせをいただいてもいたので、私の●お店に出してみようと思っている。
「ばあさんがお店に出ている」.....なんだかひじょうにマニアックな店の感じがただよう。
水割りとかオーダーしても、
「あんだってぇ〜?あに?キンツバはやってねーだよ」
と受け答えもなかなかチャーミングなBarになるはずである。
今は発送完了で本当にほっとして脱力しているので、今週末の予定で。
ばあさん作りも最後と思っていたけれど、夕べは何かから逃避するようにまた針を持ってしまった。
「あんたの気持ちもわかるわよ」
とばあさんはいってくれはった....。
作るというより、作らせてもらっているというような、坊さんのココロすら湧く。
ばあさん、ホントにありがたや!
そろって会場にまいりましょう!
かけこみで、最後のひとり。
全部で20人のばあさんができ上がった。
それぞれに、色んな個性持ちで。
このばあさんは、かっこうの巣の下に立っただけで、何個のタマゴが孵るかがわかるのである。
巣立つ鳥の数と違ったことは一度もないから。
ばあさん人形を入れる袋を制作中。
長いことしまったまんまだったプリントゴッコを久しぶりに取り出した。
スクリーンのはめ方を忘れてしまっていた!なんてこと!
(5分ぐらいあれこれしたら思い出したけどね)
布用のインクは固まりもしないでちゃんとにょろにょろとチューブから出た。
やっているうちに楽しくなってくる。
そうそう、これこれ〜♪と熱中する午後5時。
作ったばあさんたちを、「三人三様展」で販売しようと思っているので、お持ち帰り用の布袋があったらいいなと思いつき、急きょこんな作業をはじめた。
持ち手はどんなヒモにしようかな....とどんどん仕事を増やしてしまうけれど、思いついてしまったのだからしょーがない。
反のさらしを切った袋だ。
昔、こんなふうにして犬もようのプリント手ぬぐいを作ったことを思い出す。
カタカタとプリンターから出てくる印刷もの。
一枚一枚位置を決めながら、失敗などもちょいちょい混ぜながらするプリントゴッコもの。
時に「便利で早い」は、手作業の楽しさを奪う。
プリントゴッコのスクリーンとランプはもう少しあるので、あとちょっと楽しむつもりだ。
レッツゴー三匹では、長作がいいと思っているばあさん。
いちかばちかが異常に得意なばあさん。
愛犬たちの名前は「Noruka」と「Soruka」
ばあさんにピッタリの小さい額を見つけた。(7㎝×10㎝)
ポストカードの写真を切り抜いて、額に入れてばあさんに見せる。
なにか.....いいたそうだったが無視しといた。
深みどりの帯しめながら、いじわるばあさんはなぜ笑うのだろう。
12人まできたことし、ちょっと飽きてもきたのでばあさんたちをハガキにした。
近々「お店」にも出す予定。
もろもろとくずれそうな古いレース。
そ〜〜〜〜っと縫い付けた。
友だちが、ドイツの蚤の市で「凍えながら選んできた」というボタンを胸に満足するばあさん。
服の布は遊び布さんからの。
腰に巻いてるリボンは「友くん」のとこからのと、わりとワールドワイドなばあさんになっている。
もじもじばあさんの半身、迷ったすえにふんわりなスカートにした。
どうしてもはきたがっていたので。
ばあさんのくせに似合うし。
うしろすがた。
このばあさんの心臓はアンティーク時計でできている。
ときどき止まるが、完全に止まったことはまだない。
もとカーテンの服で。
「米をとぎ続けて、かれこれ50年ね」
そういうばあさんにエプロンをかけてやる。
まだとぎ続ける気はまんまんなばあさんなのであった。
猫を飼いすぎているのに、まだ飼うつもりのばあさん。
でもアレルギー持ち。
ばあさんに似合いそうなアクセサリーをさがす。
ばあさんって、意外となんでも着こなし、付けこなせるもんなんだなと思う。
んん〜....ペンギンだけには未練が。
「三人三様展」(アクセサリー•服•イラストでの)では、ちょっとのコラボレーションをしようと思って、服作りの方から展示する予定の服の端切れをたくさんいただいた。
彼女はこの布でどんな服を作っているのだろうか。
人形に布を着せながら思う。
これでコラボになるかな。
そして、ばあさんたちをイラストにしていくつもりだ。
この白いドレスのばあさん、こんななりして無人島で暮らそうと計画中なのである。
きのう買ったばかりのグログランリボンが似合ってよかったね、ばあさんよ。
くびながばあさんは毛皮をまとっている。
くびに巻くのはあのリボンね。
もうひとりのばあさんはヒョウ柄好きなくせに、象を養子にもらおうともくろんでいる。私は賛成。
身長26センチ(髪の盛りふくめ)
夕べのおそくから、ばあさんを作ろう(まわりにいっぱい居るのに)と思って作った。
身長18センチ、目つきはわるいが口はきかない。