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捨てたり、拾ったり(ダメじゃん)

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「いろいろ整理」は、ちょいちょいぞっこーしている。
こまかいものとか、紙類とか。

入れ物系は捨てがたくて困りものだ。
このまるい缶は友だちからのいただきもの、ハンドクリームが入ってた。
四角いプラスティックの箱は、粉おしろいが入っていた。
実家の大掃除のときに、拾っておいたもの。

どうします?こういう箱。
いっかいは私、捨てたのだ。
で、やっぱり...きれいにしたらもう捨てられない。
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よくあることですか?
いさぎいくないですか?
びんぼーしょうですか?
きっぱり処分できますか?
こんなかわいい箱や缶。

....................................
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捨てられるとこだったビーズバッグをいただき、丸洗いしてみた。
古歯ブラシでビーズ面をやさしくこすり洗い。
もどる輝き!
こんなによごれ水でましたもんね。

きれいにしたら....というか....ちょっとでも手をかけたらやっぱり.....。
よくあることですか?
びんぼーしょうですか?
こんな素敵な箱や缶やバッグ。

と「いろいろ整理」はまだまだ続く。
減らされているのか、増えているのかさえよくわからない。

味噌、その後

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昨年の10月と12月に仕込んだ味噌。
10月くんは優しすぎる性格で、とんがったところがない子だ。
地道に味噌道をまい進してる。

12月くんは、ちょっとグレてしまった。
かすかに嫌〜なにおいを放つのだ。
グレる原因におもいあたる事もある。

素材は良かったのだし、やればできる子にまちがいなかったのに、ごめんね、先生の指導が悪かったわ。
ちがうの、ちがうの、キミのせいじゃ全然ないの。
だいじょうぶ、これからセンセもがんばってみるわね。
キミを見放さすことはないわよ。
さ、ランニングしましょ!
.............私は熱血女先生となり、12月くんを励まし、わけもなくランニングするのであった。

長ネギを荒みじん切りして、10月くんと合わせる。
おいしいです。

またまた生糀到着!
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塩とまじませた後、水を少し加える。
で、放置。
それだけなのに、どうしてあんなにおいしくなってしまうんだろう。
塩糀の不思議。

マント

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厚着したとき、マントはべんり。
ひざ上まであるレッグウォーマで足下はぬくぬく。

5年ぐらい前になるだろうか....調理&製菓学校の、絵をかかせてもらったバッグ。
ずっとしまっておいたけど、買い物バッグに使うことにした。
学校の生徒さんたちは、教科書や包丁をいれているらしいけど。

うれし恥ずかし

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犬の散歩なかまで知り合った人とは、名前を知らない間柄だから「ポチのおとうさん」とか「りんちゃんのママ」、、、などと、信じられないほど恥ずかしいけど、そんなふうな呼び合い方の日常だ。

近所の道で、「ボブくんのおかあさん」に会った。
私の持ったバスケットを見て、
「あら〜今朝の新聞に冬でもバスケットを持ちなさいって書いてあったわ。ホントに持ってる人いた!」
といわれた。
そしてぶら下げているまるい毛の玉をさして、
「そうそう写真でも、バスッケットにボンボンつけてた。そのまんまの人いるんだ〜」
と笑った。

ボンボンではなくてba-sanの頭部とか、おとといの掲載、写真とかの微妙なちがいがあるけれど、おおむねのところでは合致していた。
あまりにうれしく、あまりに恥ずかしく....スーのおかあさんはムフムフとした。

←1月21日東京新聞掲載のイラスト

民族衣装

いろんな感情を無駄にわきたたせている私であるが、仕事もしているのである。

友だちに誘ってもらって、あるコンペに参加すべく、それに必要な、民族衣装や舞踏衣装を調べまくり中。
「画像検索」で、ずら〜〜っと資料が見られる便利さよ。
こういうの、ホントありがたいパソコン。
図書館にも出かけて行って、参考になりそうな本を数冊かりてきた。

「その国の民族衣装」とひとくちにいっても多種多様。
中で細分されるのだ。

日本は着物であるが、花嫁衣装とか喪服とか浴衣とか...形態は似てるけど、細部は大きく異なるわけで。
そんな事情をまったくしらない外人だったら、浴衣に角隠しのヘアースタイル...とか描いてしまうこともありえるかもだろう...。


調べてみて思ったのは、メインの被写体の脇に写り込む、なーんてことない普通の通行人の素敵なことだ。
例えば.....大正時代の花嫁さん。
家を出るところの写真には、近所の子どもたちやばあさん方が見切れて写り込んでいる。
顔の汚れたガキどもも。
ばあさんの肩のところにツギのあたった縞模様の着物も民族衣装と思う。

よその国では、髪につける花の位置でも決まりごとがあるそうだ。

いつも「着ることは自由発想。自分に似合うように」とかね、思っているけれど、異国の民族衣装についてはそうもいかない。

異国では外人の私。
知らぬとはいえ、いかんせん「浴衣に角隠し的トンチンカン民族衣装」になりそでどうもねえ。

...............
しかし!!民族衣装は本当におもしろい!
そしてとっても合理的に見える。
これを機会にもっと知りたいとおもう。

続.雪の上の小動物  サブタイトル【セリーヌのために】

ぐっと力をこめて、小動物をすくうように持ち上げる。
ぷるぷると小刻みに動くのは、生存のあかしか?それとも私の震えなのか、判断はしかねた。

ん?

拍子抜けするほどの軽さを腕に感ずると同時に、まるまっていた「ヤツ」はするするとカラダの形を変えた。
あんまりな変貌っぷりにおどろき、私はM字開脚でどすんとしりもちをついた。

ヤツはきっぱりとした長方形になったのだ。
裏側は有名ブランドのマークがたっぷりと入ったつやつやなブルーサテン地でできていた。

不安、恐怖、驚愕、唖然、なんだこりゃ、安堵、虚無。
魂がうずまく紫色のけむりとなって、私の口から昇華していった。

両の手で毛皮ショールをささげ持ち、M字開脚で雪の上に座り込む女、打ち捨てられたコート、シュールな光景だ。

不安から虚無に移行していった感情はいっきょにカシャーンカシャンカシャーンと合体して、巨大な怒りに変身していった。
怒りスーツに身を包んだ私は、喉のもてる最低音でつぶやいた。
「っざけんなよ」

手にした小動物、改めショールをおもいっきり投げつけてやるも、ふわ〜〜っと舞い上がるだけのそれは、まことに残念なことだった。
舞い降りたショールはまた雪の上で次なる発見者(えじき)を待つ体勢を早くも整え、今度は長々伸びた伏せの姿を決めた。
じつに、.....見事だ。

座り込んだり投げつけたりと、いきなりアクティブになった私によろこんだのはスーだった。
「え?あそんでくれるの?」とじゃれついてくる。
怒りは瞬間にして歓喜にかわる。
動物たちがもたらす感情のゆさぶり。
ありがとうスー!   ってこんなオチ??

スーさんお気に入りのこの道、ショールの製造元にちなんで、これから「セリーヌの小径」とよぶことにしよう。
セリーヌのために抜けてしまった私の魂をとりもどすことを願いつつ.....。


おわり

雪の上の小動物

今朝のこと。

深雪を踏みしめつつの散歩に出た。
あいかわらずうれしくってたまらんっ!という犬からリードを介してうれしさが伝播してくる。

ゴルフ場のわきの小径はとりわけスーさんの気に入りロード。
さくさくと行進する私の目に、ふと何かがかするようにとびこんできた。
それは真っ白な雪のくぼみに、何かがうずくまっていたような?そんな画像が。

いや〜な予感がよぎった。

この小径で我々は、たぬきやハクビシンとばったり遭遇することがたまにあったのだ。
ゴルフ場の林とか山のほうに住んでいるのだろう。
なので、そいつらが雪の上で行き倒れた可能性を考えた。

見てしまった以上、素通りするのは気がひけたんで、確認すべくかすった「不安な画像」のもとへ近寄った。
それは、トラのような毛並みにも見えたし猫のようにも見え、もうなんだかさっぱりわからなかったし、生死さえも不明であった。
小動物であるらしいことはまちがいなかったので、私は思い切って声をかけてみた。
「ねえ、どうしたの?」
丸まっていて顔もしっぽも見えないが、腹のあたりの部分がちょっと動いたように見えた。
きゃ!

救出しなければ!の思いがこみあげるも、恐怖もその倍こみあげてきた。
得体のしれないこわさは、57才の図太くなった神経をもちぢみあがらせる。

い〜や......ここでみすててなるもんかっ!の気持ちがやや優勢になり、とりあえず獣医さんに運ぼう...という決断を下だし、手袋を二重にはめた。
(お出かけ用のちょい良いめの革手袋もコートのポケットに入っていたので)

雪上から小動物を救い上げたらすぐさまコートに包んで運ぶ算段をし、着ていたコートを騎士のようにさっと脱ぎ、広げて置いた。
あっためてあげようという天使なココロではなく、ちょっとでも小動物との間隔を開けたくてです。(手袋二重も同様なココロ)

心臓ばくばく、顔はカッカ、手はぶるぶる。
「ねえ寒いよ、早く起きて山に帰れば?寝てる場合じゃないっしょっ、ねえったらさ」
などと大きな声でいっては自分励ます以外に方法は思いつかなかったし。

私の昨今にはない大きな勇気をふりしぼって、そーっと小動物の下に手を差し入れた。
こわくてこわくて涙がでそう、かつ、ちびりそうになった。

スーは雪の中に鼻先をつっこんで、そしらぬ素振りを貫いているばかり。

..................続く

犬はよろこび

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新雪を踏み。
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「オレのあとについてきな」
コーモンをよりキュッとしめ、ぶいぶい歩く姿のかっこよさかな。

2顔め

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アバターをみながら、またつついてしまった。
今日のba-sanは小振りで色白というだけで、進歩なし。

顔づくり

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気に入って持っているバスケット。
冬仕様っぽく、大きなボンボンをふたつみっつ付けてやろうと思い、原毛を丸めてみた。
大きくていびつなボンボンに!と思って。
チクチク突っついているうちに、ba-san降臨.....。
もはやba-sanしか生まない手になってしもうたのか。
ba-sanはいう。「もっとデカく...、もっと!」と。
そして最終的に直径10センチを超えた巨顔に。

バスケットに「なにか」を付属させると、どうしても甘い感じが漂ってしまう。
手作りのものではなおさらに。
カワイく甘くなりすぎては、なにかこうこっぱずかしいというか。
デカ顔、しわしわいっぱいのba-san頭部、相殺効果を期待してバスケットに結びつけた。

赤い髪のba-san

赤い髪のba-sanも当然いらっしゃる。
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このba-sanは、水たまりが好きでたまらない人。
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雨が降るとよろこびいさんで出かけていく。
近所のいい水たまりスポットを熟知している。

水たまりが好きなだけで、水玉模様にこだわって生きているわけではないです。

今年のカレンダー

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楳ちゃんカレンダー。ペラ一枚。
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折り畳んで、卓上に。私の今年の相棒カレンダー。
妹分のクロネコたちは、夏に登場予定。

モヘアの三角ストール

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モヘアの三角形のストールの回りには、長めなフリンジがたっぷりとついていた。
そこんとこだけが気に入らなく、「これは取れるものなのかな?」とよく見たら、結びつけてあるだけだったので、「取り除く」を前提に手に入れたものだった。
全体が黒っぽくなりそな服装のとき、これはなかなか重宝な首巻きとなった。
家の中では腰に巻き付けて使っている。

フリンジ、あっても良かったかな...と今は思う。
三年前に一本一本取り除いたのは根気のいる作業であった。
しかし、もしかして?こんな日も?くるんでは?とフリンジの毛糸とってはあるのだが、材料はあっても根気が行方不明。

テリア

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テリアの小物が好きだ好きだ好きだ〜と言うてると、集まってくるものかな?
親切な友だちが、「やや壊れぎみのバレッタだけどいる?」といってこれを送ってくれた。
身長が9センチほどの存在感のあるテリア。

もう嬉しゅうて嬉しゅうて、いじくりまわして、あげくに本格的にバレッタのバネ部分を破壊してしまった。
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左前足のくにょり方がなんともツボである。

前身と同様な髪飾りにするか、この際ピンを接着してブローチにか?....いやいやバレッタの金属のところにうまくチェーンを接続できたらネックレスにしたいとの野望も湧く。
ワクワクが湧く湧く。

以前観た「ポアロ」、「もの言わぬ目撃者」というお話。
フォックステリアがポアロの灰色の脳細胞をなにかと刺激する役目で登場した。
このフォックステリアがまあかわいいのなんの!
まれに見るかわいさ。
くりくりの巻き毛で、ぴちぴちとよく走り回る犬。
(壊れたバレッタの下に敷いたこの布にそっくりな毛並み。色はグレーだったけど)
彼はボブという名前で田舎ぐらしの犬だった。
トリップ姉妹という風変わりな霊媒者も出て来たな.....。
犯人の動機がいまいち理解できなかったちょっと消化不良な作品だったような。
ボブはもうちょっとでポアロに飼われるところだったんだけど、でも、........あ、推理ものはストーリーを話しちゃダメね。
ボブのたった一つ持ち芸は、階段の上から落としたボールをすばやく追い越して階下でキャ〜ッチ!
そしてボールは必ず自分のバスケットベッドに持ち帰る...つう芸。
これも殺人事件解決のヒントとなるのであった。(あ、話してしまったけど、このくらいはね)

2013年 ba-san初め 

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今年初のba-san。
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「ba-san初め」だかんな、ちょっと気合い入れて作んないとな...と力みすぎてなかなか顔が決まらなくて、いっかい刺した顔の糸を切って、刺し直した。
これは掟やぶりな行為なのであった。
「自分掟」として「顔は一回で決める」としていたから。あちゃ!
まぁ〜ba-sanのいうとおりに気楽に気楽に....と気を取り直して「どんな顔してんの?」と聞く。


針を持ちながら私はいつもいろいろ相談事をもちかける。
「静かな饒舌」という技をつかってba-san方は答えてくれるのだった。

ことしもよろしくね!と白髪をていねいに整え直す。

疲れをいやす

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意にそぐわない労働と気のつかいかたをしてきて疲れきった目と身体、いっちょポアロにスカッとさせていただこうではないか!と二枚レンタル。@TSUTAYA
「ゴルフ場殺人事件」と「エンドハウスの怪事件」

今晩は......怪事件の方で気力の立て直し&ケアを試みようと思う。
明日は、作文ふたつと下書きの絵を三枚の楽しみな大仕事が待っている。

二枚借りて200円、ポアロはいろんな人の味方。
アタシもできたら感謝の意を込めて、ブローチのひとつぐらい差し上げたいと思ってはいるのだが....。
ジャパーニーズらしく、帯留めを改良したブローチとかさ。だめ?

ポアロのブローチ

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息子の尽力で、夜のお楽しみを復活できた私である。
「名探偵ポアロ」も「ミス.マープル」と同じに大好きな人。
アガサ.クリスティーって本当にすごい小説家だ。

ポアロシリーズは、いつもレンタルショップで借りて観ているので、順番に添って観ていない。
お店の棚にある中から、一枚二枚...と時々借りているのだ。

ポアロはスーツの襟によくブローチをつけている。
ジェラードのコーンのような形態をした銀のピンブローチ。
花束を模しているんだと思う。

それ、しょっちゅう色が変わる。
あれ?違うブローチなのかな?とDVDを一時停止してよく見ると、コーン部分は同じようだ。
あれは花の部分だけを差し替えるような仕掛けのブローチなのではあるまいか。
6色以上は確実に所持してるの、確認済みだ。

ポアロは「独自のおしゃれセンス」を持ってるから、スーツの色や雰囲気によってフラワーカラーを使い分けているにちがいないのだ。

今回借りたDVDで、あのブローチは、ある女性からのプレゼントだったんだ!ってことがわかった!
ベルギーで警察官をしていたころ、事件を熱心に調査してくれるポアロに感謝の意味を込めてそれは贈られた。
殺人事件調査真っ最中ながら....ちょっと甘いムードで。
ポアロはあくまで紳士であるから、ムード中でもぐっと押さえた態度でいる。
しかし、ブローチはずっとずっとつけてるのね。

ポアロのステッキにも、仕掛け物がよく出てくる。
取っ手のところが双眼鏡になるもの、ステッキが携帯用の簡易椅子になるものなどを見た。
たんなるおしゃれだけでなく、実用を兼ね備えてるんである。
それを適所で使いこなすポアロ。
かっこええ〜!

ミスレモン(秘書)の服装も見所がいっぱいで、毎回人が殺されてもポアロシリーズはとにかく面白いのだ。

...................
●追記  息子の尽力について
「お母さんにお年玉あげるよ。毎日つまんなそうだから」
といって、つやつやの新しいポータブルDVDをくれた。
彼は色々ねじを回したり、つまようじで作業した結果、.....ネットで安い「DVDを探す」に行き着いたようだった。
3960円は最良な価格だと。
息子はいい仕事をしてくれたのであった。

【久々、武士語に変換】

せがれの尽力にて、夜分のお楽しみを復活なりのそれがしなり。
「名忍者ぽあろ」も「娘まーぷる」と同じに首ったけな輩。
あがさ.くりすてぃーとはまことにすさまじ随筆家だ。

ぽあろ列伝は、何時も損料屋にて借りて観ておるのにて、順番に添とは観ておらぬ。
商いの棚にあるでござる中より、みつくろい...と時々借りておるのでござる。

ぽあろは裃(かみしも)の襟によくぞぶろーちをつけておる。
じぇらーどのこーんがごとき形態をしたでござる銀のぴんぶろーち。
花束を模致し候んであると存ずる。

其れ、しょっちゅう色、変ずる。
あれ?否!ぶろーちだかの?と映像入銀円盤をしばし停止してよくぞ見るに、こーん部分は同じようにござる。
あれは花の部分のみにてを差し替ゑるごとき仕掛けのぶろーちゆえはあるでござるまゐか。
むつ色以って上は確実に所持しておるの、確認済みだ。

ぽあろは「独自のおしゃれせんす」を持っとるより、裃(かみしも)の色や風情にそれゆえふらわーからーを使ゐ分けておるにち、おらぬのでござる。

こたび借りた映像入銀円盤にて、あのぶろーちは、あるでござる女人(にょにん)よりの褒美でござったか!とはこと、いかにも!
白耳義にて八丁堀のだんなをしてござったころ、一大事を熱魂に検分してちょーだいくらるるぽあろに痛み入るの意味を込めて其れは贈られたでござる。
殺害由々しき事態検分真っ最中な、ら....少々甘いでござ候風情にて。
ぽあろはあくまにて侍なりより、風情とりわけぐっと押さゑた態度でおる。
なれど、ぶろーち手筈っと長らくつけてるののう。

ぽあろ外伝にも、仕掛け物、よくぞ出てくる。
取っ手のところが双まなこ鏡になるもの、杖、糸無し糸電話用の簡易腰掛になるものなどを見たで御座る。
たんなるおしゃれのみにてにてござらぬ、実用を兼ね備ゑてるみてあるでござる。
其れを適所にて使ゐこなすぽあろ。
かっこゑゑ~!

小娘れもん(用人)の着物装も見所、ゐっぱゐにて、毎度輩、殺させてもぽあろ列伝はとかく面白ゐのでござる。

...................
●追記  せがれの尽力につゐて
「母上殿にお年玉献上奉るで候。毎日つまんなそうでござるより」
とて、つやつやの新しき携帯映像入銀円盤をくれたでござる。
彼は様々ねじを度ござったり、つまやうじにて作業したでござる結果、.....網にて安ゐ「映像入銀円盤を探す」にはせ参じ着おりきようでござった。
参玖陸零両は最良な価格であると。
せがれ御意ゐ奉公をしてくれたでござるのにてあったでござる。

お正月、あれこれ

ブログやフェイスブックで、お雑煮の画像よく見かけた。
地方々によって色んな種類がある。

名古屋のブログ友のところでは、お餅と餅菜という葉野菜だけのお雑煮だと書いてあった。
九州では(ムコ殿の出身地)味噌仕立てで豚汁のような具にお餅を入れるのだと。
以前に聞いた九州の友だちは、アンコ入りのお餅で味噌仕立てのお雑煮だといっていた。
実家のお雑煮は、おすまし汁だったが、いくらが乗っかっていたような気がする。

ナンシー関さんのエッセイに「正月のハードル」について書かれていたのがあった。
昔(といってもナンシーさんが若い頃)は新年を迎えるにあたり、やらなければいけない事柄がずっと多く「これをしなければ年を越せない!」強迫観念にも近かったと。
特別で神聖感さえある日々。
年末年始は家族みんなで過ごし、年越しカウントダウンコンサートだとかに子ども同士で行く事など暗黙のうちに許されなかったと。
みんなそうだったよね〜と思った。

1977年の年末、私は東京の下宿先のアパートの一室でたったひとりで正月を迎えようと決心した。
それは「決心」という言葉でも使わなければ、決行できないほどの大決心であったのだ。
女子ひとり、年末年始を過ごそじゃないか!と。
なぜか緊張と興奮で胸は高鳴っていた。
ワクワクワク。

セブンイレブンは、文字どおり朝7時から夜の11時までの営業時間のころであるが、当時31日や1日は営業してなかったし、もちろん多くのお店はお休みだった。
灯油も買った。カップラーメンも買った。
買いだめなんぞし、越冬隊の気分で備えた。
ほしかったMJQも買った。

そして意を決して母に電話をし、年末は帰らないむねを伝えた。とたん怒られた〜〜!こっぴどく。
「バカをいうんじゃないっ」
そりゃ愚娘であるが、帰省してくると疑わなかった娘が帰ってこないとなれば、怒るであろうな。
電話は父に代わり、怒られ×2。さらに倍、ドン。
それはまあまあ想像していたことだったので、
「卒業制作が間に合わない。年末年始もやる。提出が間に合わないと卒業できないから」
と宝刀をぬいてやった。(ウソじゃなかったけど)

父母、ややひるんだようだったが、正月をひとりで過ごすことは残念ながら許されることはなかった。
「31日から親戚の家に行きなさい!」(@鎌倉)とすぐさま伯母と連絡を取り合ったようで、伯母からも電話で、怒られ×3。
「絶対にうちに来ること」といいわたされ.....。
伯母は私のことをあわれに思ってくれたらしいが。

そして、すごすごと伯母の家に向かったのであった。
お節料理やあったかいお雑煮がたっぷりと待っていたが、私はアパートに残してきたカップラーメンやジャムパンを愛しく思っていた。

今思うのだ。
あの時、理解されづらくとも本心をいうべきであったなと。
「ひとりで年越しをしたい。特別な日をひとりで過ごしたい」と。
「どうして?」
と聞かれたら、説明できなかっただろうけどさ。
なにかを見たい.....という想い。


今年も家族全員で年末年始を過ごした。
娘は結婚したので、お雑煮のお椀の数も増えた。
スーさんにもお餅ひとかけら。
幸せなことだと思う。

これから先、望む望まないにかかわらず、ひとりで過ごす年末年始がくるやもしれんだろう。
しかし強く望んだ「1977年あの日の過ごし方」だけはもはや訪れることはない。
22のアタシの見たかったものは、いったいなんだったのだろう。
老眼が進んだ今じゃぜったいに見れんもんだっただろう。

2013年 1月1日

年賀状.jpg

「ホホホの本田」をいつも読んでくれてありがとう!
本年もよろしくお願いいたします。

昨年からの持ち越し事項はいっぱいあるけれど.....家族そろって年を越せたことを寿ごうと思います。

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日々

お知らせ

2017年3月13日
ホホホ以外に.......

カゴ屋さん、メヌイ
http://ameblo.jp/menui-zakka/
と、 ココカラPARKbyやずやのサイトにイラストと文章を連載させていただいてます。
https://kokokarapark.com/
どちらも月に2〜3回ほどの更新です。

プロフィール

本田葉子

イラストレーター。長野県出身。
2017年10月より小田原市在住。
お仕事のご依頼はこちら

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