お向かいさんちのお庭には、3本の桜の木がある。
お子さんたちの記念樹だそうだ。
なので、どの木も樹齢30年はらくらくオーバーしている立派な木。
春の満開の時期には、だんなさんがライトアップ。
うちはちゃっかり二階の窓から、満喫させていただいている。
毎年の夏、その「参兄弟桜」はセミのメッカとなり、朝からセミらはぶいぶいぶいぶいいわすのである。
なにかの拍子でいっせいに飛び立つそのさまは、一日ほうっておいたスカイにむらがるコバエ状態であるのを、お向かいさんの奥さんも、私も承知している。
それはそれで、「ザ夏」の風景だ。
近所の公園で、虫取りアミを手にセミを探してる子どもをみつけると、
「ダンナ、いいとこありますよ。ご案内しましょうか?いいこがたくさん揃ってますぜ」
の意を省略して.....
「こっちにいっぱいるよ!」
と子どもたちに教えているほどだ。
「アミ一振りで3匹確保」を約束する。(目隠しおK!)
.......という参本桜に、今年まだ確認していない。
一匹二匹のぬけがらはあったらしいけど、あのけたたましいミ〜ンミ〜ンはまだ聞こえてこない。
今年、出足おそい。
セミ界になにか異変があったのだろうか。
地上に見切りをつけた?
ま、つけたくもなるよね。
と、書いている間に、おっと〜!!セミの声が聞こえてきた!
数は少ないけど、チカラ強い。
好きではないけど、セミの大声にやや安心する。