どんぐりが、道にたくさん落ちている今日このごろ。
子どもたちが拾ったり、清掃の人たちが掃き集めたり、犬たちがクンクンとしたり、アタシが踏みつぶしたり、どんぐりも落ちた先によって、その後の人生もいろいろだ。
どんぐりに肩があるなら、ポンとたたいてやりたい。
「落ちどころ」は選べんもんだし、転がった早々に「犬におしっこをひっかけられる」という悲惨なめに合うものも少なくない。
雨あがり、洗顔ずみのどんぐりの面々。
クンクンする犬。
早朝おさんぽ組におしっこを越されたか?
ご用のあと、後ろ足でシャッシャッシャッと砂をかける。
それはとても的外れなところに舞い上がる砂ぼこりだけれど、用足しの後には不可欠な行動らしい。
蹴散らされ、遠くに飛んでいったどんぐりたち......それもまたそんな運命。