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がんばれ!耳くん

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【がんばれ!耳くん】その1
公のある役所に、事務処理の必要な書類を提出してたのは3月初めのことだった。
それはおよそひと月ほど後に完了するということだったので、四月半ばには連絡がくるだろう...と首を長くして待っていた私だった。

それが、5月になってもなんの連絡もなかったので、思い切って電話してみたのが昨日のこと。
役所にかけた電話はまわしまわしまわしされ、やっと担当の方とお話することができた。
「【処理】および【手続き】はどうなっているのか?遅すぎるではないか」
と質問したところ、な、なんとですぜ!
「お客様の書類に記入ミスがあったのでまだ処理できていません。つきましては訂正していただくように改めて書類を送らせていただくので、その後改めての手続きとなります」
というではないか!
ビックリ&がっかり&愕然とした私であった。
二ヶ月待って、この仕打ち。
私のかんにん袋の尾は切れる間もなく着火し、はげしく燃え出した。
ドスを効かせた低い声で(地声ってことです)、
「どんだけ待たせる気なんだコノヤロ〜!こっちゃあ首長くしすぎてキリンさんになっちまってるんでい!ふざけるんじゃねーよ。責任者でてこい!あたしゃ生死かけてんだ、バカヤロー!はいはい、そうね知ってましたよ?お役所仕事ですもんね〜、そっかそっか、ごゆっくりのお仕事状況ですもんね〜ハイハイ。アタシの都合なんて貴方には無関係ですもんね〜ホイホイ」
という内容のことを要約して、ごく上品に語ったアタシだ。
役所方は、
「はい、記入が正しければ1ヶ月で処理できたのですが」
と重ねていったので、
「では明日の朝、そちらにうかがいます。そして再提出します。そうしたらすぐに処理していただけますね」
と静かな声で続けた私。
「お待ちしております。けれど来ていただいても処理完了までには約一月かかります」
役所方はにべもないが、押しかけずにはおりゃりょうか。
つづく

【がんばれ!耳くん】その2
電車に乗って役所に出向いた今日。
昨日電話に出てくれた役所方のお名前を聞いていたのですぐさま訪ねる。
出て来た「役所方」の若い男性を見てまたまたビックリ!&そして驚愕!
彼ったら、うちにいるぬいぐるみのMIMIくんにそっくりすぎて!(耳に特徴があったのでそう命名していた)
即座に彼の名前は耳くんと内定した。

耳くんの目をしっかと見つめながら、昨日の電話でのご無礼の謝罪をした。
(もちろん心の底からあやまっちゃいないアタシ)
耳くん、ややひるむ。
「お気持ちは理解できます」
という。

電車の中で、「主張すべきこと」を考えてあったし、発言のタイミングも計っていた。
今日再提出したところで、処理がスムーズになって早まるとは思えなかったけど、主張はしておきたかっただけだ。
●ミスがあったなら、もっと早く知らせるべきではなかったのか。
●もし私から確認の電話をしなかったら、どうなってたの?
●放置されていたとしか思えない。
の三項目である。

書類の不備は、訂正印をいっこ押して終わった。
押し終わってから、用意していた3項目の質問事項を耳くんに投げた。
耳くんは、昨日の電話の通りの言葉を弱々しくくり返したが、昨日とは違ったフレーズが混じっていた。
それは、
「正しく記入されていたらすぐに処理できたのですが。ボクも...(と言った後、言葉を濁した)」

「ボクも...」のあとに続けたかったのは、
「そう思います」の共感か、「一生懸命マニュアル通りにやってるんです」の弁明かは不明。

難儀な二日間だった。
でも災難は耳くんの方だったかもね。
この先どんなクレーマーおばさんがやって来てもがんばれよな、耳くん!

日々

お知らせ

2017年3月13日
ホホホ以外に.......

カゴ屋さん、メヌイ
http://ameblo.jp/menui-zakka/
と、ココカラ大学という名前のサイトにイラストと文章を連載させていただいてます。
https://kokokaradaigaku.com/
どっちも月に3回ほどの更新。
見てちょ〜よ!

プロフィール

本田葉子

イラストレーター。長野県出身。
2017年10月より小田原市在住。
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