小旅行に出ていた私の気力とたましいが戻ってきたらしいので、一昨日の報告をば。
五月のゴールデンウイーク明けに開催された「おしゃれトーク」にひきつづき、その秋編ということで今回もよんでいただいた。
今回は秋の旅、クリスマスとか年末年始のパーティーなども含めたお出かけのおしゃれについてがテーマだった。
前にも書いたように...アタシは積極的に旅行にいくほうでもないし、パーティーの予定もまるでナッシング。
忘年会すら予定ナシ。
娘夫婦と孫と家の者らで、家で鍋するか、庭で(@物干前)七輪で秋刀魚焼くぐらいがせいぜいである。
友だちとランチ、観劇、展覧会、帰省などがお出かけっちゃお出かけである。
そんなアタシでいいのか?大勢の前で語っても?の疑問はあるものの、思うに...ねえ、ふつうの主婦のみなさんも、そうではないの?
パーティーや旅行に行くとしたら......ということでお話してきた。
話の「核」になるようなワードがあったら話しやすいと思って【KKGときどきS】をキャッチコピーとした。
「黒、紺、グレー、そして時々白をまぜる」の省略形だけど。
スケッチブックには、黒とグレーのワンピースを着た人を描いた。
グレーはジャージの布。(Tシャツを切りました)
黒はウール地。
その絵に、パールのネックレスとファーと、真っ赤なバッグを加えパーティー用に。
カジュアルなお出かけには、異素材のこものを加える。
KKGが基本だと、大柄ものの小物がイケる。
一色だけだと、大柄の服もオッケー。
KKGに色やキラキラを足す。
(どうーです、KKGをずいずい推してましょ?)
よく見かける配色。一色一色はきれいな色なのに、組合わさると地味で急におババな印象に。
どこかに派手色や、抜ける色をはさみこんでいくと回避できそう。
ということを、話した。
特に目新しいことでもないし、KKGもどなたでも着ているもの、わざわざおいでくださった方々の参考になるのだろうか?これでよかったの?と、話終えてから急に心配になった。
しかしこの後スタイリストさんによる実際洋服でのコーディネート実演があるのだ!
それでまとめていただこうと励ました。自分を。
30分ほどで私のコーナーは終わり、続いてスタイリストの草間さんがゴロゴロハンガーに掛かった洋服とともに登場された。
【KKGときどきS】のコーディネートを見せてくださる。
一着の黒のワンピースに、今風なパールのアクセサリーを加えたり、ショールやジャケットなどで様々にどんどん変化をつけていく。
カジュアルに、シックに、活動的にと。
「先ほど本田さんがKKGと提案されていたように...」
とか付け加えて話してくださる。
心配につつまれていた私は、『やるなあ...草間ぁ〜、あたしゃアンタと組ませてもろて、ホント良かったよ』と心の中であつく合掌した。
MCの方が、時折私に感想を求められる。
コメントしないといけないのだ。
『そうきたかぁ〜!うまい!やりおったな草間』
と内心では思っていても、脳内お上品言語変換機能を発動して、
「そんな風にも着られるんですね!さすがです草間さん」
と答える。
『よくぞそこまでKKGをっ!コンチクショ〜、にくいね』
は、
「やはり、ベーシックな色は便利なんですよね、素敵です」
と。
最後の締めに、白髪染めをやめた理由、今日着てきたワンピースのこと、中年になったからこそできるおしゃれがある、以前より増してきたおしゃれしたい気持ち......などを話した。
特にワンピースから浮き出て見える腹や、垂れた尻肉、ポッテリとした身体は中年になったからこそ身に付いた(←文字通り)もので、白髪とともにこれからのおしゃれに生かせるポイントになると思っている...と、我が肉体を指し示しながらお話したら、会場から拍手がキタ〜!
嬉しかったです。
心配はふっとび、ああこれでよかったんだと思えた。
「腹」見せられて、見てもらえて本当によかった。