それは10日ほど前の出来事だ。
日にちが経っても、いや経てば経つほどドキドキが大きくなるよう・・・。
リードをひきずりながらスーが一人で「国道一号線」を渡った件。
あの光景を思い出すたびに身の毛がよだつよ。
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いつものように朝の散歩にでたスーと私。
浜方面に向かう道を選んだスーは、さっさと私の前を歩き、イチ国を横断する信号のところまで引っ張ってくれる。
と、その前にもよおしたらしく、早めのウ●コスタイルで腰をぐっと低く構えた。
おっしゃ!と素早く紙切れを地面とこうもん様の間に差し入れるべく、手提げ袋をさぐり紙やらエチケット袋を取り出し、準備した。
「お〜〜今日もいい質感!量もいいね!」
と満足の一品にほくそ笑み、立ち上がろうとしたらスーの姿がない。
一瞬、その状況が理解できず、絵に描いたような私は「ポカン」だったと思う。
あたりキョロキョロしたら、スーさんがゆっくりとイチ国を横断していた。上り車線の半ばにさしかかっていただろうか。
心臓はバクンバクン、胸の脂肪がなかったら心臓はもう飛び出して、だら〜んと腹あたりまで垂れ下がっていたであろう。
脂肪があって本当によかった。
私は腕ブンブン回しのバンザイポーズで、迫ってくる車両を止めにかかった。
幸いなことに、すぐに気づいてくれた車が停車。
後続の車も止まってくれる。
ただならぬ雰囲気のオンナが腰も抜けんばかりの慌てようで、こけつまろびつ、手提げ袋振り回しているのだから。
大声でスーを呼ぶと、私の方に戻ってしまうかも?それとも浜に向かって走り出すかもしれない?とココロ乱れ、スーには声もかけられなかった。
ゆっくりと近づいて、さりげなくリードを拾ってイチ国を渡りきるしかない・・・、と判断。
下り車線は、まったく車両が走ってなかったことは、「自粛」のおかげだったろう。
自粛がスーを救ってくれた。
イチ国を渡りきったスーさんと合流できた時の安堵。
鼻水が流れ、マスクべちゃべちゃに。
スーは名犬である。
しかし飼い主がうかつものである。
毎日繰り返すことの気の緩み。
猛省の日々。
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