家人の友人が訪ねてきてくれた週半ば。
10代からの、浪人時代からずっと続いていた長〜いお付き合いで、何もかも的に家人のことを知り抜いている二人である。
昨年も、桜の頃にきてくれたので、2度目の小田原だ。
小田原の美味しいものを肴に献杯などする昼下がり。@懐石料理店
家人の七回忌、3ヶ月の前倒しってことで。
お互いの今の暮らしのことや仕事の話しなどしつつ杯を重ねたよ♪
昔〜〜三家族でデイキャンプに行ったよね〜♬とかね、たくさんたくさん思い出話しも。
懐かしいはずの家人の思い出話し、なぜかあんまり楽しくなかった。
昨年は3人で「語り合える喜び」みたいなのを感じたのに、今回はそうでも・・・。
な〜んかね、我ながら冷ややかな感想。(口に出して言わなかったけど)
私と家人の付き合い方が変わってきたのだと思う。
ずっとレアな感じだったのが乾いてきたような。
朝、棚に飾ってる数々の写真の方をチラ見して「オハヨー!」と声がけ。
壁に貼ってあるスーの写真に「可愛いねえ〜いっつも可愛いね〜」といつものように発声する。
出かける時は「いてきますぅー」
帰れば「ただいまぁー」
と、部屋の空気に声かける仲。
たまに友人とディープな思い出話しなどすると思い出話しでもリアルすぎて荷が重いわ。
いい思い出ばっかでもないのに、選別して語るのもめんどい。
人との付き合い方は年々変化していく。
その変化は歳を重ねたせいかもしれないし、気むずかしくなっていく自分のせいかもしれない。
亡くなった人との関係性が変わっていくのもやぶさかではないんだなと思う。
今の家人との心地いい関係を大事にしたいと思った。
空気に声かけ、リアルな思い出に浸らん・・・ってな関係。
七回忌とは、故人と築くステージが変わる年度のことのなんだろうか。
年数を重ねるごとに夫婦の関係性って変わるよね。
それはどっちかが死んでても同じだ。