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初雁糖

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うまいもん届く。
川越の友だちが、おつかれさま〜といって送ってくれたものだ。
大好物!

これ、初雁糖(はつかりとう)というのですね....。
知らなかった。

●川越銘菓 初雁糖
川越は古来さつま芋の本場で、昔は太田道灌の築いた川越城がありました。
そしていつも晩秋の頃になると雁が飛んで来て、城の上で三声鳴いて廻ったという伝説があって、このお城を初雁城と呼びました。
それゆえ芋納豆を初雁糖と命名いたしました。
手間ひまかけて蜜づけした芋菓子でございます。
どうぞご賞味くださいませ。

と袋のうらに書いてあった。


先日、義母といっしょに行った日暮里で、太田道灌の銅像を見た。
彼は馬にまたがって、狩りをしている途中のようだった。
そうか....彼の本拠地は川越だったんだ。

てなことを思いながら、おいしくいただいた。

浅草めぐり スピンオフ

●「浅草めぐり」あとさき


両方の両親との初顔合わせ【どぜうの会】が決まったのは、ひと月ほど前のことだった。
どきどきしながらも、楽しみにその日を待っていた。

そんなある日のこと....彼の母上からお電話をいただく。
よろしくおねがいします。こちらこそ。どーぞ。いい日になるといいですね。ふつつかな...。いえいえ。こちらこそ。楽しみにしております。ほんとに。こちらこそ。お天気良いと....。
とお話をする。

母上は「それで..」ときりだされた。
当日「サプライズ」を用意したいと。
ビックリさせる相手は、両方の父親と娘。
内通者は、両方の母親と彼。
用意したいサプライズとは.....、
「浅草のあと写真館へ行って記念写真を撮りましょう、そのとき娘さんにウエディングドレス姿をさせてあげたい」
というものだった。
入籍は済ませたものの結婚式は未定な彼ら(特に娘)をきづかってくださった優しい言葉であった。
気持ちが本当にジンジンと伝わってきた。

そして写真館や貸衣装の手配をたのまれたアタシ。
「はい、わかりました。探してみます」
サプライズを請け負った。

ジンジンと感じながらも、私の心の中には若干のハテナの芽が発芽しかかっていた。

彼らは未定だけれど式の心づもりはあるといっていたが?
ウエディングドレスって、自分の気に入ったのを着たいのでは?
主にこのふたつ。
他にもみっつよっつ。

娘はきっと予期せぬ写真撮影と用意されたウエディングドレスにおどろくであろう。
しかしそのおどろきは、企画者らのそれと一致をみないのではあるまいか。

う〜ん....辞退しようか.....しかしうまくことわる自信などまったくない。口べただし。(ホントだって!マジに)
優しい心から発せられた言葉。
それをいったん受け止めた私。

うじうじとなやみになやんだワシは、折衷案を提案した。
•両家みんなでの記念撮影を写真館でする。
•娘にはブーケと輪っかの花かんむりみたいな飾りを用意する。(ドレス着替えナシ)
•写真館で娘が「え〜!?」な顔をしたらやめる。

てな案をお手紙にしたため、髪飾りとブーケを作った私であった。
ba-san作りできたえた腕でわりと上手にできあがって、そこんとこだけは満足だった。

そして当日、浅草めぐりのあと、「伊勢丹でちょっと買い物したいから...ちょっと寄り道して」とかなんとかいって御一行を伊勢丹写真館へ連れ込むことに成功した母らであったことだった。
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そして企画のバラし、初めて知らされた面々は「サプライズ〜!」というよりむしろ「怪訝」であったことはいうまでもない。

娘、案の定.....用意された小物を見て、一瞬ぎょっ!な顔。
「じゃあさ、手に花だけでいいよ」
と私。
そこに家人、
「え?かわいいじゃない。すればいいのに」
「そうかな、じゃ付けるよ」
娘は、輪っかの花かんむりをお父さんに付けてもらい、婿は胸に一輪の花を付けてもらう。

7人で写真におさまりました。
カメラマンのおもしろおかしい話術にまんまとひっかかりもし満面の笑顔で。
写真のできあがり、みんな楽しみにしていると口々に。
その後夕ご飯もみんなで食べて帰宅の21時半。

この一件、いちばん大人で冷静な対応と判断を即座に下せたのは娘だけだったのだ。
お見事であった。

胃にやさしいカブ汁

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昨日はたくさん食べ過ぎたこともあり、今晩は「カブ汁」をつくった。
(テレビの料理番組でみた)
皮ごとひたすらすりおろした5個のカブ。

葉っぱのところを軽くゆでて入れた。
テレビでは、それに片栗粉で少々とろみをつけるようになっていたけれど、それは抜いといた。
レシピでは、酒、塩、しょうゆで味つけということになっていたが、私は塩糀のみでいった。
食べる寸前に、昨日いただいた「大分のかぼす」をひと絞り。
味が一瞬でまとまったし、胃にもやさしい感じがした。

カキの炊き込みごはんもいっしょに紹介されていた。
カキとショウガの千切りをだし汁で煮て、汁だけをといだお米にいれて炊く....。
炊きあがったら、具をさっくり混ぜる....ということだった。おいしいそう!

しかしカキがなかったので、冷凍のほたてとショウガで代用。
そして炊き込みにもせず、炊きあがっている白いごはんに混ぜただけ。
こちらにもかぼすのチュ〜ッを。
かぼすマジックあなどれない....一瞬にして....。

さんま、タマネギのかき揚げ、カブの葉っぱのおひたしもつくった。

 やっぱり「料理の気力」って気温に関係するね。

浅草めぐり 3 

どぜう鍋を囲んだ7人とは、家人、娘、息子、私。
そして娘の夫(カレシ→婚約者→そして夫と改名....)と、ご両親という7人構成だったのである。

ご両親とは初対面である。
このたびは、はじめまして、よろしくおねがいいたします、おせわになっております、おめでとうございます....まじめ顔でご挨拶をする。

彼らは先月入籍をした。


そういうことで、大分からご両親がおみえになったのだ。
かたくるしいところではなく、ラフ〜に和や〜かに、にょろにょろ〜っと会いたいと、浅草のどぜう屋で待ち合わせたのだ。
どじょうは家人以外食べたことないし、初めてだらけがよりフレッシュに拍車をかけていいのでは?とも考えたのだった。

にこやかにうちとける。
全員でニコニコとかんぱいと食事をした。

しかし、もんのすごく!きんちょーしたとです!
どじょう初体験のわくわくを緊張が駆逐した。
その緊張とかどきどき加減が、まったく表情や態度の外部に出ない自分が不思議なのであるけれど。
内部は爆発寸前なのに。

彼ら、結婚式はしていない。
来年の秋?冬?(未定)には挙げるらしい。
彼らにまかせる。
色々と順序は一般的ではないが、結果幸せ方向に歩き出せばそれがいちばんいいと私も家人一致したココロだ。

会うのを浅草にしたわけは、「あいさつとか食事は二時間もかからないであろう。その後の時間をいかに過ごすか」を検討した結果、浅草寺に行ったり甘味どころに寄ったり、仲見世をみんなでぶらぶらしたりもできるし...スカイタワーも見られるしなどと考えたのである。
それは成功したと思う。
私はだけど、浅草、とても楽しかったです。

落語をする店にあった「板の顔出し」を見つけてしまって、素通りできない体質の私、今日という日の大切さをついうっかり忘れてしまって....。
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彼のご両親は、笑って見ておられたが
「こんな母親の娘がうちの嫁に?....」
とがっくりかもね。
がっかりさせてしまったかもしれないけれど、両家の親どおし、来春ji-san ba-sanになる予定だ。
お後がよろしいようで。

      浅草めぐり...完

浅草めぐり 2

お昼ご飯はどぜう。
どじょうを食べるのは初めてだった。
どんな状態で出てくるのか?どんな味なのか?
わくわくでどぜうの飯田屋さんへ向かう。
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どれにしようか....。
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どじょう鍋を注文した。
骨と頭を取り除いたのと、丸ごとのとチョイスできたが、どっちも食べたかったので、両方注文。
興味津々のあまり.....写真を一枚も撮らなかった。
(いや、ホントは撮れなかったの。その訳はパート3で)


食後、トイレに行ったらお店の裏道が見えるドアが開いていたので、ちょっとのぞいてみたら、なんと、板前さんが、調理まえのどじょうさん方のめんどうを見ている現場だった。
上から下へ、下から上へとどじょうの面々はそれは元気に泳ぎ回っている。

ドングリを持参してなかったことが悔やまれた。
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我々7人は、これを鍋にして、食べたのだったんだ〜。

   鍋を囲んだ7人とはいったい.....続く

浅草めぐり 1

秋晴れの今日、浅草へ行く。

「本日定休日」の履もの屋の閉められたシャッターに描いてあったイカした絵にずきゅんとくる。
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道々ふと見上げた看板の絵のなんとも愛らしいこと。
このお店もお休みだったが....。
いったいなに屋さんだったんだろ?
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裏道で、人なつこい猫にすり寄られた。
「おばあさん顔だ」と家人。
正座であいさつしてくれてるのか。
「こんにちは。お互い元気でやろうね」
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大きな白い犬二匹に、浅草寺境内で遭遇する。
飼い主さんから水をもらって飲んでいるところ。
いい水を飲んだことだろう。
子どもらになでまわされていたので、私も混ざってなでまわしてきた。
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「雷門」の大きな赤い提灯のところは定番なフォトポジションなので、たくさんの人々が次から次へと「赤い提灯込み」の写真を撮り合っていた。
人力車の兄さんが、
「撮りますよ〜」
親切な声をかけていた。
私は、お兄さんがイケメンだったので、お兄さんを撮った。
ナイススマイル!!
重さを知られたくなかったので、人力車には乗らず....すまん....。
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おみくじをひいたら、ぜんぜん好もしくない結果だったので、それは引かなかったことにして(練習練習とココロの中でつぶやいて)本番で引いたら大吉!だった。
それを採用として、小さく折り畳んで財布に入れた。
ズルしたとはまったく思っていませんから....。
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くれぐれも五番は引かないようにね!

    浅草...........続く

今日のba-san

黒い革のコートのba-sanは身長が16センチのチビさん。

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なにかと外出好き。
西方向に歩き出すことに決めている人。
まず西に。
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小さいバッグも作ってあげた。
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バッグにいろいろ付けるのは、全然好きじゃないんだけれど、このバッグを持ったba-sanなら付けてもいいなと思った。
外出好きなba-sanだし。

「バッグを持ったba-sanを付けたバッグを持ち歩くばあさん」

お?そうすると、私も西に向かって歩き出すことになり、ますます道に迷うかも。

まゆ毛について 3

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私の貧弱なメイク道具。
プラスティックの小さいケースがどうも...好きではないので、全部アルミの小皿に取り出して使っている。
汚くて、めんぼくねえ....。
しかし、誰のだってふつう、こんな使いかけ状態なのではあるまいか?と思い切って載せました。

まゆ毛に使うのは、濃い色のものだ。
アイシャドウは、薄めの茶色っぽいので。

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いつもシャドウの付属の小さいブラシや筆でこまこまとやっていたけれど、今日長めのブラシを買ってみた。
やっぱりやりやすいよ、長いほうが...。

めんどうくさがらずに時々は、こまごま道具を新しくしないといけないと思った。

エビにも

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スーパーで12尾500円のエビを買う。
お安いエビでも....アレさえあれば!の、すべて塩糀だのみの私である。
しょっぱくしすぎないように、塩ひかえめな糀で下味をつける。

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案の定、おいしくできました。

色よく漬かった小ナス、あさりのみそ汁も付けて。
風ごーごーとうなる中の夕ごはんだった。

INにOUTに塩糀

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今夜のごはんはサンマと餃子ね。
サンマは水気をとったあと、身体の表面ぜんたいに塩糀をていねいにやさしくまぶしておく。
ちょっと放置。

餃子のひき肉にも塩糀をもみこんで、こちらもちょっと放置。

塩糀がしずかにうまみを引き出す作業をしてる間に野菜をきざんだり、こちらは大根をすりおろしたりトントンやシャッシャする。

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はい、できあがり。
餃子の羽もぱりぱりにできたし、サンマもふっくら焼けた。

サンマを焼くとき、表面に付いた糀のつぶつぶは取り除いています。
なんとなくね、あってもいいんだけど.....ないほうが見た目きれいだしってことで。

モツ煮込みもおまけの一品。
これは火に一時間ぐらいかけておくだけの技いらず。
もちろん塩糀を一さじ放り込んでます。

おいしいおいしいといいあって、すべて完食の夕げ。
黒ビールを三人で一本、ひとくちずつ。

秋のまんきつすべき幸は、食卓にあり。

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お知らせ

2017年3月13日
ホホホ以外に.......

カゴ屋さん、メヌイ
http://ameblo.jp/menui-zakka/
と、 ココカラPARKbyやずやのサイトにイラストと文章を連載させていただいてます。
https://kokokarapark.com/
どちらも月に2〜3回ほどの更新です。

プロフィール

本田葉子

イラストレーター。長野県出身。
2017年10月より小田原市在住。
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