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いなべ市民講座 パート1


tamasii.jpg

はい、昨日、いなべ市民講座でしゃべってきました。
わたしは今、脱力放心状態であります。

昨日は、超がつく早朝出発(5時よ!)して、まず名古屋に向かった。
会場に入るのは午後1時でよかったのだけれど、ちょっと多めな余裕をとっときたかったので。
いなべへは、名古屋から桑名にいって、そこからまた北勢線の電車に乗るのである。
北勢線は、1時間に2本しかでていないため、乗り継ぎがうまくできるかも不安だったし。

なにしろ、旅なれてなどまったくなく、しかも方向オンチ者の「一人旅」は難儀なことなんである。
とりあえず、新幹線で名古屋に到着し、朝ごはんを食べようと、喫茶店に入った。
注文するものは、はなっから決めているモーニングセットである。
それも「あんこ添え」でなくてはならない。
名古屋のどこの喫茶店にもあるというウワサのそれは、アタシが入った喫茶店にもあった。
ウワサに間違いはなかった!
あんトースト.JPG
空きっ腹にしみ込むように、あんトーストはおいしかった。
(これが後にとんだことに発展しようとは....)

時間調整と、最後の原稿チェックを熱心に、こ一時間ほどして過ごす。
となりの席の中年女性たちは、朝から上司のうわさ話(←良くない方の)を情熱的にしていた。
これから出社するんだろう.....どこのなんの仕事でも苦労はつきものである。
励まさるる思いすらする。

それから近鉄線に乗って、「その手は...」でその名をはせる桑名に向かう。
焼き浜.JPG
向かい合った座席。
正面に座った女性に話しかけられた。
アタシがバッグに付けてた「ba-san人形」に目をとめてくれたのだった。
「それ、手づくりですか?かわいいですね。どうなってるの?」
と、非常に興味深く見つめ指摘してくれた。
私は、余っている布やこわれて使いものにならなくなったアクセサリーでつくるってことや、ba-sanたちがモデルだということをお話した。

向かいの彼女は64才で、これから入院中のお母さん(92才)の見舞いに行くということだった。
ほぼ毎日通って、はや8年....。
ご主人の転勤生活のことなども語っていた。
日本各地、転勤で回っていたということだった。

うんうんと聞いていたら、急に、
「ご旅行ですか?どちらからみえたの?」
と問われた。
「はい、あ、いえ、まあそうです。東京の多摩からで」

彼女は、正直に自分のことを話してくれたのに、私はちょっとウソをついた。
「仕事です」
といえば良かったんだろう....が。

察するに....彼女の性格上、「どんなお仕事なさってるの?」の流れに発展するであろうことは想像にたやすかったし。
イラストを描いている者だが、しゃべりにいく...ってややこしい説明が必要だろう。
旅っちゃ旅だし、ビッグなウソでもないしと、そこらへんはうやむやのまま、電車を下りた。
しかし、見知らぬ人にba-san人形をほめてもらえて、自信がついた。
半世紀にわたる女の人生話しをうかがえて、とてもおもしろかった。
ありがとうございました。


電車.JPG
北勢線は、思いのほかかわいい電車だった!
かわいい電車にウキウキっと乗車して、ゴトゴト揺られて、目的地「楚原」に向かう。
たったの三両だけの電車だけど、車体は古いながらぴかぴかしていて、電車会社の人に愛されてんだろうなあと思わせてくれる。
中の日よけのブラインドは、紺色のギンガムチェック。
かわいいったらないっしょ。
日よけ.JPG
電車は、民家すれすれのコースをとるところもあった。
江の電並みである。
やっぱ、地域の人にも愛されてるんだろうなあ。
愛を感じながらの33分。
目的地、「楚原」駅に到着。

担当の方が、車で迎えにきてくれるまで、駅前をうろうろする。
ビン.JPG
水色の古びたビンが目にとまる。
なんともかっこいいではないか!
酒屋さんかな?と思って、正面にまわってみたら、八百屋さんだった。
かぶってみたくなる見事なバナナの大きな房がならんでいた。
本気で、買って帰ろうかと思ったほどだ。
(こらえたけどね)

ほどなく来てくださった担当の方と駅前であいさつ。
会場にむかう。
.........................
今日、ここまででお終いにします。

明日、会場でのあれこれを....。
もったいぶってるわけじゃないんだけど、まだ魂が半分ぬけてるし。
あ、パワポ、ちゃんと機能しました!
ばっちりOK!だった!


日々

お知らせ

2017年3月13日
ホホホ以外に.......

カゴ屋さん、メヌイ
http://ameblo.jp/menui-zakka/
と、 ココカラPARKbyやずやのサイトにイラストと文章を連載させていただいてます。
https://kokokarapark.com/
どちらも月に2〜3回ほどの更新です。

プロフィール

本田葉子

イラストレーター。長野県出身。
2017年10月より小田原市在住。
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