来月早々、姉の誕生日だ。
「なんかプレゼントにほしいもんある?」
とダイレクトにきいたところ、
「いつも適当なカップでお茶飲んでるから、素敵なマグカップがほしい」
と、ストレートな返事をもらった。
姉はマリメッコが大好きっ子なので、あのデカイ花模様のカップにしようと密かに決めた。
連休前に送ろうと、原宿のマリメッコまで買いにいってきた。
わざわざ原宿までいったもう一つの目的は、友だちに会うことだった。
昨年、ビッグすぎる大病と手術をした彼女。
まさに生死をさまよった日々。
それが昨年の今日!無事生還し、退院してきた日なのだった。
「生還記念日」
彼女んちは千駄ヶ谷なので、出てくるものそう苦じゃないのでは?と誘い出す。
「会おう会おう!」
と元気よく原宿まで来てくれた!
二人であちこち(といってもほんの小エリアだけど)お店をのぞいては洋服やら化粧品やらを見まわって楽しんだ。
もちろん、静かな喫茶店で休息をはさみつつね〜。
おしゃれなファッションビルの階段のおどり場あたりで写真を撮ってもらう。
お互いにガハガハ笑いながら撮るから、ブレてしまってちゃんとした写真にならず。
「目が開いてないから、もういっかい撮るわよ。ちゃんと開けてっ」
といわれりゃ
「これでも目いっぱい開けてるんだって」
といいかえす。
古着のナイロンのワンピースは、えりがボウタイになっている昭和なタイプだ。
ろうけつ染めのような模様もより昭和っぽい。
てか、その当時のものなんだろうな。
こんなデザインが大好きだ。
ちょっとおしゃれして街に出る。
そんなことが、生活のハリになる。
友だちと、
「また会おうね〜」
いいあいながらそれぞれの家にもどる。
これからも「また会おうね」と何回も何回もいいあいたい。