●「東京新聞おしゃれのレシピ」(9月12日)掲載
【集中力】
夏から秋への季節の変わり目はいつも寂しいような。
暑さからやっと解放されたというのに、あー夏も終わるんだなあと胸がいつもきゅきゅっと切なくなる。
先月、母が亡くなった。
今年の秋は、「胸のきゅきゅっと感」も五割り増しである。
そんな折りにたくさんのイラストの仕事をいただいた。
注意深く書き込まないといけないところもあり、気を引き締めてかかった。紙に向かい書きちらしていると、だんだんとハイになってくる。
パソコンに向かうタイミングもスームーズだ。
こういうのを「没頭している」というのだろう。
一段落ついた時の達成感と充実感。
救われる思いすらした。
家事や、朝の服選びに没頭するひとときも同じに思える。
ほんの一時でも、なんにも聞こえなくなるほどの集中力から得られるものは多い。
合成皮革のプリーツスカートを購入した。張った腰骨のあたりからプリーツが開いて
しまいボリュームのある下半身になってしまいそうだったけれど、
試したことのない素材感とキャメル色に惹かれて手に入れた。
一休サンのように目を閉じて「どう着たらいいのか?」と考える。
プリーツスカートにプチ没頭し答えを引き出す。
気持ちにメリハリをつけることを意識すれば切ない気持ちに浸って
ばかりはいられなくなる。
もう気持ちのいい秋は始まっているしね。
●「ベネッセの介護相談室」ホームページに掲載
https://kaigo-sodanshitsu.jp/informations/karada/selfcare/age100walk/age100walk_03/
https://kaigo-sodanshitsu.jp/informations/karada/disease/knowledge_sick_02_2/
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