8年ほど前に母からもらっておいたミシン。
SINGERの横長の缶は、そのミシンの袖引き出しに入っていたものだ。
中には、替えの押さえガネが入ってた。(油紙に包まれていた)
ファスナーを縫いつける用の押さえガネだと思う。
ピカールという、金属磨きのクリームをご存知か?
私が子どものころ、これを布につけて、仏壇の中の仏具をこするのが、年末の恒例行事であった。
薄汚れた花入れや線香立てを布でこするとたちまち......魔法使いがあらわれて、願いごとをきいてくれる......のはアラジンのランプであって......。
魔法使いは来ないけれど、まるで魔法の薬のように、仏具はピカピカになるのであった。
子どものころの私は、それが年末とさえ思ってたと思う。
今、空き缶たちを、裁縫の小箱として、アルミのクリップ入れとして、いつも手元に置いてつかっている。
思い出の品ってこともあるにはあるけど、両方ともすごくかっこいいからもらってとっておいたのだ
昭和風味もありーの、普遍のかっこよさもありーの......とはいいすぎか。
「子どものころに会ったなんでもない物」が人の原点をつくるのかも〜〜?と今頃になって思うよ。
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(ウソだけど)
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