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白いコートの謎

今日はイラストなしで....。
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家人が
「これ、誰の?」
と居間の棚の角に引っ掛けてあった白いコートを差し出した。
見たことないコートだ。

「私のじゃないけど?」
「じゃ誰の?」
「右前になってるから女性もんじゃん」
「最近誰かうちに来たっけ....?」
「ケアマネさんが来たでしょ?」(息子)
と、息子も混ざって推理する。
ケアマネさんは、昨年末から男性の方にかわったので該当からは外れる。

ご近所さんが、先月だったかちょっとうちに寄ったことがあったけれど、コートの記憶はない。

あーだこーだと「持ち主」の心当たりを検討するも、みんな首をひねるばかりだった。
わからなければわからないほど、気味の悪さがつのるばかりであった。

いったい誰が家に入って、コート脱ぎ、棚の角に引っ掛けて消えたのか?

「あ〜も〜イライラするぅっっ」
と、一か八か不気味オーラ漂わせたコートを手に、お向かいさんちM宅に行き、
「これうちに忘れた?」
と直球な質問した。
コートに一瞥くれはしたものの
「私のじゃない」
とあっさりとストレートアンサーだ。

その足で斜めお向かいさんちE宅に行き、同じ直球を投げる。
「私のじゃない」
と、こちらも空振りであった。

そりゃそうだ.....徒歩五歩のところの家にコートは着ては来まい......。
しかしEさんはこう続けられた。
「娘さんのじゃないの?」

あ〜〜そうだ!きっとそうだ!
謎は解けた!(解いていただいた)

シュルシュルとすべてがおさまっていったよ。

家にもどり、うちの者らに伝えると、一様にああああ〜!!な顔をして納得していた。

さっそく娘に
「白いコートお忘れ?」
とメールすると、
「YES!」
とのお返事メールがぁ。キタ===。

なぜにどうして家の者はだーれも気がつかなかったのだろう。
ソコこそが今いちばんの謎なんである。


そして娘よ。
うちに置き忘れてたことさえきっと今まで気がついていなかったのだろう。

能天気な家族であるよ、ったく。

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あなたと私に!
ワンクリック更新のエレルギーになります!!サンキュー。

日々

お知らせ

2017年3月13日
ホホホ以外に.......

カゴ屋さん、メヌイ
http://ameblo.jp/menui-zakka/
と、 ココカラPARKbyやずやのサイトにイラストと文章を連載させていただいてます。
https://kokokarapark.com/
どちらも月に2〜3回ほどの更新です。

プロフィール

本田葉子

イラストレーター。長野県出身。
2017年10月より小田原市在住。
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