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ねずみ男と砂かけ婆

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昨夜の雨はカラッとあがり、気持ちのいい朝だった。

義母を車椅子に乗せ、近所の桜を見に連れ出す。
「重いでしょ?疲れない?悪いわねー」
と念仏のようにブツブツと繰り返す義母。
あまりに繰り返されるとムカムカ、イライラ、カッカしてくる嫁であった。

「重いのもわかってのこと。言われたびグッと疲れるからもう言わないで欲しい」
旨、強めに申し出る。

早春の光と風は本当に気持ちよく、いいお花見日和だった。
道をゆく車椅子の方はいつもより多い感じがした。
押すもん同士、ほほえみ返しで労をねぎらう。

「写真撮りましょうか?」
と声をかけていただいた!
まーごとのツーショットはいっぱいあるけれど、義母とはまれだ。
撮っていただく。
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恥ずかしい〜とカーディガンのフードをかぶる義母。
まるでネズミ男じゃん!と笑いあう。
そういう私は砂かけ婆か。


昨日、「おばあちゃんももう何回も桜見れないから」と息子にいったところ、「おばあちゃんに失礼だ」と憤慨していた。
私はそのストレートな若い憤りがうらやましい。

「あと何回、桜見られるか」の「何回」はカウントダウンではなく、悲哀のそれとも全く意味が違うことを我々はもう知っている。
今年の桜を寿ぎ合う、ジャパニーズスピリッツのシルバーワードの一つだ。

義母ゴチのお花見べんとうは格別。
「おいしいね」(私)
「来年も食べたいわね。あと何回食べられる?アハハハ〜」(義母)
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「あと何回花見べんとう食べられるかしら・・・」

この可笑しみとめでたさは、せめて50は過ぎないとねぇ。
わかんねえだろうよ。



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コリもほぐれ、更新する意欲がモリモリとわいてきます!

日々

お知らせ

2017年3月13日
ホホホ以外に.......

カゴ屋さん、メヌイ
http://ameblo.jp/menui-zakka/
と、ココカラ大学という名前のサイトにイラストと文章を連載させていただいてます。
https://kokokaradaigaku.com/
どっちも月に3回ほどの更新。
見てちょ〜よ!

プロフィール

本田葉子

イラストレーター。長野県出身。
2017年10月より小田原市在住。
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