ホーム > 日々 > 2022年12月21日

新しい食器

昨日は朝からドタンバタンとしていた一日だった。
一日のうちに三つほどの、「やること」のミッションがある日はやはりいつもの日とは違うのだ〜。

夕方学生時代の部活仲間との飲み会は4時スタート。
そして6時ちょい前には終わり。
こんな短時間の忘年会って素敵!と思う。
皆体力的にそのくらいが丁度いいよ。

友人の一人(男性、一人住まい)が
「今日これ鎌倉で買ったんだ〜」
と嬉しそうに綺麗な器を見せてくれた。
それは沖縄の作家さんのものだという。
内側には蓮の花の模様、外側はコマみたいなバームクーヘンのような段々の模様。
「なに入れようかな?」「ラフティーとか?」「やっぱゴーヤチャンプル!」「筑前煮も美味しそうに見えるよ」
などと、器を前にあーだこーだと。
・・・親しき中にも・・・だけどついつい小さい囁き声で
「それっていくら?」と聞いたところ、
「いくらだと思う?」
とお返しクエスチョン。
少々高め設定でアンサーしたところ、
「違うんだな〜、見る目ね〜。その倍だよ」
と!
結構なお値段であった・・・。

私はうらやましくなってしまったよ。
それは、食器類はとにかく少なくする方向で邁進している我が台所。
最近でも5本あったレンゲを2本だけにしたところだ。
大きいサラダボウルも処分したばかり。
新しいものなど買うものかっ!とばかりに少なくすることばかりに心を向けていた。

一方彼は、美しい食器を新たに手に入れてそこに盛る料理に夢を馳せている。
ああ、そんなことしばらくしてなかったなあと思った。
新しい食器など罪悪であるかのように、心のどこかで思ってたのかも。
しかし新しい食器は食卓を活性化させるってこと、私も知っている。
料理にも意欲出るしね。
なんだかハッとさせられた沖縄の器の一件であった。

また会おうね〜〜と言い合って別れる。
また来年?誰かが展覧会したら、そこで落ち合うのもいいよね。新年会しようよ。
と口々に言い合ったり。
いつでも会えることが当たり前でなくなりつつある年代の我ら。
一回一回をさりげなく大事にしたいと思った昨日だった。

日々

お知らせ

2017年3月13日
ホホホ以外に.......

カゴ屋さん、メヌイ
http://ameblo.jp/menui-zakka/
と、 ココカラPARKbyやずやのサイトにイラストと文章を連載させていただいてます。
https://kokokarapark.com/
どちらも月に2〜3回ほどの更新です。

プロフィール

本田葉子

イラストレーター。長野県出身。
2017年10月より小田原市在住。
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