おとといイトコが死んだので、長野の姉もやって来て、いっしょに逗子の斎場へいく。
20年ちかく前に離婚しているイトコ(64歳)。
成人した息子と娘が来ていた。
私が彼らを見たのは4~5歳のころが最後だったので、その成長っぷりにまず驚いた。
「わ!Aちゃん?大人になってる!」
と、当たり前のことを口にした。
「ご親族の方から順番に・・・」
で、ふたり一組になっていっしょに骨を拾って壺に収める段取り。
Aちゃんとペアになる。
立派なお菜ばしのような長いお箸を持つ手が震えるけれど、ここは落ち着かなければ・・・と思う。
いちばん大きくて真っ白で、端のところがプックリとハート形のを選び、いっしょに運んだ。
Aちゃんは、生後27日目の小さい小さい赤ちゃんを抱いていた。
ポカリと空にあがった満月を見て、目に残像のあるうちに赤んぼを目に入れる。
どっちもまん丸で、いい重なりだよと、イトコにお知らせ。