塩糀を作るときはいつも、金沢に住むお姉さんから送っていただいているのを友人から分けてもらっているのだ。
味噌を仕込んだのも金沢うまれの糀。
いつも分けてもらってばっかじゃ悪いなあ...と思ってはいたけれど、すごく上等な生糀なので頼りきっていたのだ。
しかし私の実家は長野。
味噌で名をとどろかせている県である。
きっと旨い糀はどこかに売っているはず!とふんではいた。
通信販売もあるだろうが、私としてはお店でぜひ手に取ってたしかめて(手触りとか匂いとかね)買いたいとも思っていた。
その道にくわしい友人(調理師学校の校長先生)にメールでたずねてみたところ、二三のお店をすぐ教えてくれた。さすがだ!
一昨日、長野駅に降り立ってすぐさま教えてもらった一件めの候補「東急デパートの地下」に行ってみた。
あった....が、それはスチロールのトレイに真空パックされており、私のイメージとは少しちがっていた。
でも生糀にはちがいなかったけど。
で、買いませんでした。
そして今日、帰る電車に乗る間際に(雨が降り出してきたけどめげずに)二件めの候補の「糀屋」さんに寄ってみた。
あったんですね〜♪イメージ通りの生糀が。
薄い紙袋に入った糀、息してますぜ!って風情で数袋店頭に並べてあった。
匂いと手触り(袋ごしだけど)をしっかり確かめられた。
「糀屋」さんはお味噌やさんだ。
裏が味噌蔵になっていて、おいしそうなお味噌が量り売りされている。
由緒、もんのすごく正しい生糀。
そうそうこれこれ、これですよ...とアタシは嬉しがって二枚買う。
一枚は友だちの分。
(糀の単位って正式には「枚」らしい...。一枚は約700g)
どーです?このしっとりした見ため。
どう見てもおいしそうじゃありませんか?
金沢の生糀とは少しちがった感じもあり、次回つくる塩糀がひじょうに楽しみだ。
「糀屋」さんの奥様が
「すごく甘くておいしい甘酒ができますよ」
といわれる。
お味噌や塩糀をつくる予定ですとお話しすると、お味噌つくりのポイントも教えてくださった。
そのポイントはまた後日....。