すっかり和服姿も板につき、思うとおりに着られるようになった私である。
......と、いつかは書きたいものだがそれは遠いことだという気がしっかりする。
着付け教室へ、今日も。
そんなことを今さら?といわれるかもしれないけれど、「帯揚げ」の働きと効果をまじまじと感じた。
「帯枕」で帯の形や位置を決めた後、帯揚げで枕を包み前で結ぶ。
それだけのことがすごく重要なことなんだ!ってことを。
帯揚げの質感(しぼりの物のぽつぽつした感じや、光沢のあるつるりとした絹)とその色で、着物全体のイメージがガラリとかわるのだ。
帯締めの役割も同じだ。
真ん中に走らせる一本の紐、これないと帯は固定されない。
スゴッ!!と思う。
文字通り、着付けが締まるも締まらないもこの一本にかかっているのだ。
今度から教室に小物の候補を何本かいっしょに持ち込んで、じゃんじゃん試したいと思っている。
塩糀づくりと日常使いは私の料理にしっかと定着した。
ほんのひと味足したいときや、風味を楽しみたいとき、その反対に隠し味にも使う。
欠かせないものとなってきている。
常温で発酵させていたけれど、じゃんじゃん使うのでじゃんじゃん作らねばならないので、電気毛布の入った布団にしばし寝かせ発酵させる方法にしばらく前から切り変えた。
なんでも「じゃんじゃん」は上達の王道だな。
塩糀づくりをイラストで描く仕事をいただいた。
おしゃれと同様に、好きな事が仕事につながった嬉しさは格別なり。
と今、紹興酒をじゃんじゃんいきながら思う。