雨と風がやんだので、スーの散歩にでる。
月もでてきて、明るい道を歩く。
40分ほどのうろうろ散歩途中で、三本のこわれ打ち捨てられた傘を見た。
■すっかり布部分がはがれ、骨と棒だけになったもの
■?マークに似ている持ち手のところが車にひかれたのだろう、粉々になって棒のまわりに散りばまっていたもの
■「おちょこ状態」になったのだろう、骨が完全に上向きなって、竹ぼうきのような形状になっていたもの
どれもぎょぎょっとする凶器然として見えた。
用を成す傘の形はほぼ一様でも、こわれかたは一通りではない。
それはみごとに個性的な様だった。