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犬とバイバイする方法

友だちのとこの犬が死んだと、昨日ブログで知った。

ずっと前にこの友だちと、お互いの家の犬のことを話したことがあった。
10数年まえに、家族で流星群見物で夜外出した際に拾った犬であったことを聞いた覚えがある。
「なにかのご縁...」と連れて帰ったということだった。

そんなこんな話から、病気になったらどうする?なども話した。
「大手術とかになるような病気になってもしないつもり」
「自然にまかせて」
「なるように」
「だよね」
私たちは意見の一致をみた。

コーヒーを一口飲んで、
「とかいっちゃってても...現実になったらわかんないかもよ」
と、ワントーン下がった声でボソッとはきながら、お互いの犬の長寿を祈った。

あれから5年、友だちの犬は死んだ。
一昨日まで変わりなかったのに急に食べなくなり、二日後に....だったそう。

友だちもご主人も獣医さんに連れて行くと選択肢はなかったのだという。
家でずっとそばにいてやりたかったのだという。

自然にまかせて....、なるように....。

犬が教えてくれることのなんと多いことか。
自然にちゃんと死に向かっていく犬を、家族でじっと見ててやることが最高の恩返しかもしれない。

流星群の夜に拾われたあの犬の一生は、そうとうに幸せなものだったのではと思う。
遠くから拍手をおくる。

日々

お知らせ

2017年3月13日
ホホホ以外に.......

カゴ屋さん、menuiのブログにつきに3回ほど投稿させていただいています。
「カゴスッキャノフのつぶやき」というカテゴリーです。
よろしくお願いします!
http://ameblo.jp/menui-zakka/

プロフィール

本田葉子

イラストレーター。長野県出身。
2017年10月より小田原市在住。
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