朝。
起きてすぐ迷うことなくバナナミルクを一杯つくる。
昨日いただいたうましバナナが待っていたからだ。
バナナのみの風味を味わいたくて、メロンなしでいく。
太い完熟バナナ一本勝負。
元気出そうな味わいであった。
一杯飲み干した後、会場へ向かう。
最終日、お客様が途切れることなく次々にやってきてくださる幸。
感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました!
この指輪、KIEKOさんが作ったもの。
搬入日から、「あ!これはアタシんだ!」と内心思っていた。
しかし展示会当事者が初日から買ってはならんな...とも。
でももし最終日まで残留していたら、それは確実に私の元にくる運命の一品である。
....そして今日まで....それはしっかりと残っていたのだった。
何人もの方が指にはめて試していらしたが、なんらかのオーラ(買うんじゃねーよ)を発する指輪だったのかもしれない。
私が怖い顔で見張っていたわけでは決してないけれど。
片付けはじめの時間。
「これいただきますっ」
と嬉しくKIEKOさんに申し出る。
「プレゼントするよ!」
とKIEKOさんは気前よくいってくださった。
「いやいや、買うから」
と6日前から決めていた私。
「いいの、あげるから」
辞退もせず.......いただいた。
三個の石がはまった指輪は、今日までの「三様」の展覧会を象徴しているようだ。
しっかりと指にはめ、帰りの電車の中で何度もながめた。
みんないっぱい作ったよね。
作るってやっぱり楽しいことだよね。
それを気に入ってくれる人がいるなんて、幸せなことですよね。
さてまた明日から通常生活にもどります。
さぼり続けた掃除洗濯、食事の用意。
またがんばろう!
ばあさんになりつつある我々ではあるが、まだまだ人生には楽しみや幸せが散りばめられていると、信じていいとやっぱり思うのである。