負負負負負、不不不不不な気持ちが充満しているこのごろである。
墓石の熱さをおぼえているお手々のしわとしわを合わせてみても、しあわせ〜っとはならん。
友だちが、
「これをba-sanにつかって」
と、お宝モノを送ってくれた。
お宝モノをひとつひとつたなごころに乗せてはその温度を確かめる。
負と不がいっこずつ、いったん遠のく。
声に出して、負負負不不不ふふふふふ〜〜ぅっと最後は息のみのふ〜ぅに。
お手々をぐーにして、ぐっと力を込めたとたん、ついうっかり負と不をまたにぎりしめてしまった。
無駄ないきみを抜くってどうやるんだったっけな?
まだ生まれ来ぬ私のba-sanたちが教えてくれるかもしれない。
明日。明日。明日。