クジラの歯で、唐突に終わってすみませんでした....。
久々の都会に出張ったのであの日はどっと疲れてしまった。情けない。
その上というか案の定というか、または通常どおりといいましょうか、会場に到着するまでに道に迷ったりもあり。
「浜松町の貿易センター」と覚えて出かけたのが悪かった。
浜松町には、「世界貿易センター」というのもあって、最初そっちに向かってしまったのだった。
フェスタの会場は「産業貿易センター」であった。
おおっといけねえいけねえ...とあわてて進路変更をする。
ロスタイムは20分といったところだったろうか、アタシにしたら良いほうである。
余裕をもった時間設定にしていたので、10時の開場時間におくれることはなかった。
ざざっと3Fひとめぐりしたあと、10時半からの服部幸應先生の講演コーナーに向かう。
100人以上の参加の方!
「食育のすすめ」の講座である。
お話は、食育のことだけにとどまらず、子育てにおける読みきかせの大切さ、家族と食卓のありかた、イギリス病、小脳、犯罪、化学合成、法律....とにかく多岐にわたるお話にひきこまれる。
先生の経験やデータを元にした講演で、とても身にしみた。
「食が人間をつくる」
改めて、太文字で心に書きとめた。
服部先生は講演がうまい!(上から目線でえらそうにいってすみません)次から次へと話題は変わるんだけど、気持ちいいほどすべてが一点にあつまる瞬間がくるんだ。
またチャンスがあったらうかがいたいと思った。
講演後、開場を見て回る。
食育のキャラクターを描かせていただいているにもかかわらず、初めての参加だ。
「お雑煮マップ」の前はすごい人だかり。
撮影する人もいっぱい!ウフウフ〜♪な気持ちがする。
たくさんの方が興味もって見てくださるんだなあ...とウフウフしてたら、お雑煮の試食を待つ人だかりであった。
一時間ごとに、50食限定で各県のお雑煮が試食できるのだ。(全国の全部じゃないけどね)
もちろん私もならんだのである。
開場にしつらえられた厨房で、調理師学校の先生と生徒さんで調理されたそれは試食レベルなんかじゃ全然なくって、食事レベルだった。
私のいただいたのは、お魚の入った越後のお雑煮。出汁ききまくりでおいしい!
別の地方の列に、再びならびたかったがひかえた。
時間ごとに長蛇の列ができていた。
各地方のお雑煮の写真も展示されて、その多種多様さにビックリ。
かかわらせてもらった部分だけの見学を熱心にしてしまったが、お腹がいっぱいになった後は、開場めぐりをした。
いろんなブースが出ている。
食品の、本の、調理道具の、産地の....と食にまつわるブースだ。
包丁のブースが複数店あったのは、さすが調理学校の方々がメインのフェスタだったからだろう。
プロ用なんだろうなあ、すごい切れ味が見てとれた。
前に載せたクジラの歯の画像、ひげの画像もありますよ。
今はむずかしいところにある「鯨食」のブースで。
↓「食育フェスタ」のくわしいことはこちらで(今年は終了しちゃったけど、来年も開催されます)
http://www.jatcc.or.jp/festa/about
今までこのフェスタ、調理師学校あるいは、料理のプロの集団のためのフェスタと思っていたけれど、一般の人にも門戸は大きく開かれていたのである。
一般の人や台所をあずかる主婦が、聞いたり見たり味見したりして楽しみ、「食べる」という大事なことをもいちど確認するためのフェスタなんだってことがわかった。
来年は、もっと前に「ホホホ」でもお知らせしようと思う。
知ってるようで知らないことたくさんあって、食べられて買い物もできて楽しめます、このフェスタ。