帝国劇場での公演「あなたがいたから私がいた」を観てきた。
松任谷由実の歌と芝居がミックスされた芝居。
途中に25分の休憩をはさんで、4時から7時までというけっこう長時間の公演だった。
老人施設、若年性痴ほう、戦争、リンチっぽい暴力...だの、ユーミンのイメージにはないシーンが散りばまってた。
もちろん、オールスタンドアップで手拍子バンバンのキラキラハデハデはまったくない。
ユーミンの衣装も黒と白を基調にしたものだし。
公演の前半は、どうもおもろなかったけれど、だんだんと芝居に引き込まれていった。
合間合間にユーミンが出てきて歌うのだけれど、暗めなシーンにもピタリとはまる歌は、さすが松任谷正隆さんの演出だなあと思った。
痴ほうのおばあさん役の人が、めっぽう上手くてじ〜んとさせてくれた。
芝居の後で知ったのだけれど、藤真利子が演じていたのだった。
最後のあいさつでユーミンが、
「芝居と歌と帝国劇場の持つ力でできた公演」
といっていたが、本当にその通りだと思った。
劇場そのものがずっと内蔵している雰囲気...空気感かな?それが大きくものをいっていた。
と、評論家っぽく語ってみました〜。
誘ってくれた友人と、劇場に行く前に食べた「松本楼」のオムライスとワインがとってもおいしかったし全体的に、大人な一日であった。
「今日のなに着た」の絵は明日描きます。