先生にいわれたとおり、二日後に経過を披露しに医院へいく。
包帯をとり、はってあるカーゼをめりめりっとはずすと、うなだれたおしゃもじくんが顔を出した。
視診しながら先生は、こういった。
「・・・ダメだな。裂こう」
裂くだあぁ~?
二日前には、切るだ、刺すだいったそのお口で、まだそのようなこというかぁ~!
ごむたいさ最上級。
おしゃもじくんは、よりいっそううなだれながらつぶやいた。
「どぢて一回で済まさなかった?おい?」 @心のツイッター。
♪ほんの小さな傷口に~、菌は忍び込んで~
指は腫れ上がり膨らんだ、真冬の空の下で~
たえまなくふりそそぐこの~痛み、君を愛せばよかった~♪
私はただただ歌ってやるしかなかった・・・。