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麻酔中に話したこと

二泊三日。

家にもどってこれてよかった。

おとといやってもらった「骨接ぎ」では、全身麻酔にかかってみた。
酢術、おっとまちがい、片手打ちはなかなか大変なものですね。
手術は、そうむずかしいものではなく、30分ほどで終わるということだったが、麻酔は全身でなんだって。

全身麻酔については、いちまつの不安が.....。
よく聞くのは、無意識のうちに「いろんなことをいう」ということだ。

よく知ってる女性(とってもお嬢様そだちで、上品な方)が、麻酔のさめるあたりに、
「テメー、ふざけんじゃねーぞ。ばかやろーめ。出てこいこのやろー」
とか叫んでいた...ということは、本人以外の友だちの間で、長いこと語られていたことだった。
「潜在意識」、「見えと本質」、などといったワードが、そんなウワサ話しの間間にいつもはさまっていた。

私もなにかこう、潜在的に持ってるであろう意識からでる言葉をはくんだろうか.....それはいったい....。
人に聞かれたら、とってもこっぱずかしいような...秘密を話しちゃうとか?

と、ただただそれだけが不安であったが、手術室に通されて、流されていた「ドリカム」の歌を聞いてリラックスしていたら、麻酔か睡魔か、どっちにおそわれたのかも分からないうちに、寝てしまった。

おっといけねえ..ついウトウトしちゃったぜ。ああ、これから手術するんだな...と思って腕をさわってみたら、すべて完了ずみってことがわかった。
えっ!と、ビックリした。

私はすぐに寝てしまったし、もうろうとしていたときがなかったみたいだったので、あー妙な発言はなくてよかったと思った。

翌日、退院の手続きをしてたら、担当の若い先生がみえて、
「本田さん、昨日の手術のとき、外国のテレビドラマのはなししてましたよね。
ボクはわからなかったんですけど、局長は、知ってる知ってるって、大受けしてましたけど。
あ、そうそう、ベンケーシーとか。オトコ、オンナ、無限とかって...」

アタシの潜在意識。
ちがった意味で、非常にはずかしい。

ポッキー

ude.jpg
ポキッと、ちいさな乾いた音がした。
骨折って、かんたんにするもんだな....と知った昨日の朝。

 

 昨日の朝、散歩に出ようとしたところ、小雨だったので傘を迷ったが、玄関先にしまってない「長傘」が一本あったのでそれをさして出かけた。
スーさんは、雨でもなんでも散歩はウキウキだ。

途中で雨は上がったので、長傘をとじて手に持った。
これがいけませんでしたね〜。

なんの因果かスーと決まって吠え合う犬猿の仲の「いぬ」に遭遇したので、ルートを変更しようとちょっと小走りしたとたん!!!長傘と足がもつれ、ドタッと転倒した私だった。

倒れながら聞いた、かすかな音、ポポポッキー。

すぐには起き上がれず、アスファルトの上でトドのようにのたうち回るアタシ。
やっとの思いで起き上がり、痛いひじのところをさぐってみたら、いつもあるはずの....曲がり角んとこの骨が確認されない。
まあるくなって、ふわふわの手触りになってるし。

えらいこっちゃ〜と、家までほうほうの体でスーを連れかえり、お向かいさんに助けを求めた。
「近所にどっかいい整骨院ない?」
と。

昨日は休日だったので、どこも開いてないかも...ということで、家人が救急車を呼んでくれた。
きゅうきゅうしゃ、人生初めてのことである。

救急車の中って、もっとハイテクで、なにかこう....電光掲示板みたいなのがあって、色々なところが点灯しているものと思っていたが、それはアタシの想像上の救急車にすぎなかったらしい。
狭くて簡素で、でも見た事もないような、救命の道具がむき出しで、壁に掛けられていた。

痛さマックスで、それ以上の観察はできなかったが残念であった。

病院での、レントゲン撮影で「音」の「結果」を見せてもらった。
ポッキリを絵に描いたら、こうなるであろうという図が写っていた。

「手術しましょう」
と、お医者さんの提案にもう乗るしかなかった。
手術できる先生がいるのは、明後日だそう。

なので、今日は一日いえで、安静を保っている。
明日ね、久しぶりのね、入院してきます。(息子の出産入院以来です)
(一泊入院だって)

手術は、金属類で骨をジョイントするんだそうで、そしてまた6ヶ月ぐらいたったら、金属の撤収作業の切り開きをするんだそう。
今朝、鏡を見たら、一夜にしてぐっと老けていた。
ホウレイ線が深く、そしていっそうのびていた。
(息子に「どうよ?」と見てもらったところ、「いつもと同じだよ」といったが、確かなんだ!)

あ〜〜、長傘め....と恨み言をいっててもせんないこと。

この際、よかったことを数えあげよう。
●真夏でなくってよかった。
着るものとかさ、汗とかさ、シャワーとか...考えたら秋&冬はマシ。
●イナベと、金沢旅行が終わっててよかった。
●頭を打たなくてよかった。
●スーが逃げなくてよかった。(あの状態で追うのは無理だったろうし)
●急ぎの仕事の最中でなくてよかった。
●子どもらや、家人じゃなくてまあよかった。義母でなくて本当によかった(義母だったら、大変さが違うだろう。色々ね)
●部屋の大そうじと、模様替えをした後で大変よかった。
●右腕は健在。イラストもパソコンもオッケーでよかった。
ね!? よかったじゃん?と思うことにする。

また、手術などすんだらご報告ブログします。

やっぱねー、骨、弱まってるみたいですね。
歳ってのもあるし。
転倒には気をつけなきゃいけないお年頃ですもんね。

左腕の自由がきかないので、いきおいマントの出番が多くなりそうな予感。

怪我しても、おしゃれはしますよ〜。
髪の毛を一束にまとめられなくなったので(手が上がらないから)デカクリップでまとめる方法を工夫中。
ニューヘアスタイル考案中。

転んでもタダでは起きない精神発揮してこう!

さて、明日は入院だ〜。

日々

お知らせ

2017年3月13日
ホホホ以外に.......

カゴ屋さん、メヌイ
http://ameblo.jp/menui-zakka/
と、 ココカラPARKbyやずやのサイトにイラストと文章を連載させていただいてます。
https://kokokarapark.com/
どちらも月に2〜3回ほどの更新です。

プロフィール

本田葉子

イラストレーター。長野県出身。
2017年10月より小田原市在住。
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