年末に、少し大掃除っぽいことを、世にならってする。
「小さな大掃除」ってところだ。
ひごろ、熱心に掃除するタイプではないので、けっこう汚れは蓄積されているので、用途に応じた洗剤など駆使して、わしわしとこすったりみがいたりしていたが、今回、年末の掃除にあたっては、洗剤は極力つかわないようにと努めた。
環境その他をふかく考慮して....のことではなくて、「汚れ」について、ちょっと思うところがあったのだ。
「汚れ」って、そんなに悪いものなのか?オイ。
全身全霊をこめて、そしてケミカルな洗剤をつかってまでやっつける意味ってなに?オイ。
と思ってしまったのである。
(そう考えた発端は、「糀」&「菌」にあるのだけど。その件は、またおいおい....)
水回りの汚れは、「けしごむ」と心の中でよんでいる「メラミンスポンジ」でこすり消した。
真っ白い不思議なスポンジのアレである。
金属部分をこすると、おどろくほどのピカピカを生み出すアレ。
アレはすごいね。
台所の壁や床もアレで掃除した。
アレは、偉いヤツだが、わりとへたれるのも早い。
励ましながらつかった。
熱湯が洗剤のかわりになるってこともわかった。
レンジフードは、あつあつのお湯をふくませた雑巾で、すばやくこするとけっこうきれいになるものだ。
「じゅうそう」を磨き粉のかわりに雑巾につけると、よりきれいになる。
100円の一袋で充分にあちこちをみがくことができた。
冷蔵庫の中をふくのもじゅうそうなら安心だった。
「汚れ」...そう悪いもんじゃないと思う。
家にこびりついた汚れは生活の足跡のじゃん。
生きてる証じゃん。
やや取れる程度の落とし方でいいのではあるまいか?
こびりついてるものを、落とす必要を感じない。
おそれることなく宣言する。
私は汚れが好きだ!
汚れと共存してこうとさえ思う。