朝起きたら外は雪景色に!ありゃま。
雪大好きなスーさんと散歩に出る。
いいねいいねえ、いい顔してるねえ。
セリーヌの小径を歩く。
セリーヌの小径というのは、アタシとスーさんだけがそう呼びならわしてる道だ。
一昨年のこんな雪の積もった日に、落ちていた毛皮のショールをきつねかなにかの小動物かと見間違えて、病院へ運ぼうとしたのだった。
抱き上げたら......それはショールで、裏地に「セリーヌ」って書いてあったという結末。
で、その思い出深い小径を「セリーヌの小径」と名付けたのであった。
帰宅して、一昨日いただいてきたビーフジャーキーをあげた。
「これ、くろちゃんの形見だよ」
と、いっこいっこ食べさせた。
スーさん味わいもせずよろんでパクパクだ。
なにがなんだか......泣けた。