きもちのいい肌寒さってあるな......。
全般的にピンクムードただよう木々眺めながら歩く。
用賀駅からバスで世田谷美術館へ。
2月からやっている「ファッション史の愉しみ--石山彰ブックコレクションより」
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html
を友人といっしょに見にいってきた。
マリーアントワネットの時代の本当のドレスなども多数展示。
繊細なファッション画もいやっちゅうほど、これでもかっ!てほど多数展示されていて、満足度はマックスであった。
ウエストをぎゅぎゅっと絞り、おしりをつんと出っ張らせたスタイルからエレファントスリーブと呼ばれるどデカイ袖のドレスなど美しい。
......が、
「良いお家柄とはいえ、あんたらそりゃやり過ぎでは?」とフランスの貴婦人たちに疑問を投げかけたくなるようなけったいなヘアースタイルや小物もいっぱいあった。
美より奇をてらっているような。
でも、もともとファッションってそこからなのかもとも思う。
美も奇も生まれる根底は同じ。
美が「母」で奇が「父」で、合体の後オシャレという「子」が生まれるのか。
当時の貴婦人らは、どういう魂胆(または約束)でウエストをしめ上げ頭髪をふくらませていたんだろうかと思いをはせる。
その後いろいろすったもんだあって、ココシャネルがでてくる。
一気にウエストしめ上げから解放されていく様を見ると、こっちもホッとして呼吸が楽になったYO〜。
あ〜良かったっ♪酸素が濃くなったYO〜。
息苦しかった時代から解放された我々は、中庭で休憩タイム。
プラスティック容器のカンパリソーダを飲む午後。
貴婦人でない喜びを満喫する。
館内で、
「いつもブログを読んでいます」
とビックリ声で、声をかけてくださった方がいた。(うひょひょ〜♪)
「そのバッグでわかりましたー」
とも!
もじゃもじゃのバッグはけっこう目を引く「奇」かも。
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先週、義母がお世話になっているデイサービスの家族懇談会があった。
初めて出席してきた。
出席者さんのほとんどが、実母の娘さん(ムスメつっても60代〜70代よ、もちろん)。
一人々、家での様子を話され、また反対にスタッフさんから所での様子が伝えられる。
幼稚園や学校の懇談会とそっくりだった。
終始ほんわか〜な話しっぷりの両者(娘さんとスタッフ)だが、語られる内容はわりと壮絶で終末に向かってるところが幼稚園とはちがう。
スタッフさんが、
「ここで過ごすのはほんの数時間。笑顔で通われてくる姿を見ると、影でどんなにご家族が手をかけていらっしゃるのかが理解できる」
というような内容のことをお話されていた。
溜飲を下げる......という言い方はぜんぜん合ってないけれど、そこにいた全員の喉に息が流れたのはまちがいない。
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(ウソだけど)
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