![IMG_0001.jpg](http://hohoho.pupu.jp/illust/assets_c/2012/03/IMG_0001-thumb-400x620-762.jpg)
先月、うちの犬は6歳になった。コロッコロしていた時期はあっ
という間に過ぎ、すっかり落ち着いた風格さえ漂うわんこに成長した。
この犬が来てから朝夕二回、都合2時間弱の散歩が私の日課になり、
朝は起床速攻で飛び出す日々に。着ていく服はいきおいはきやすいパンツ
にTシャツや、被るだけのコットンワンピースだ。私の生活
習慣服は「犬と散歩用の服」。そしてつば広のハットと糞の持
ち帰り用エチケットバックも。何も考えないでセット物のように
それらを手に取り犬と出かける。マンネリにも近いスタイルだ。
せっかくの「外出」なのに....。
小振りのバスケット、布バッグ、絹の巾着袋、日頃使わない小さ
めのバッグや布の帽子、ストローハットなど、犬の散歩にも使っ
ていこうと改めて思う。夕方の散歩には、サンダルにソックスを
合わせようかな?と足下にも思いが及び、がぜん散歩時間が楽しみになってくる。
だれにでもそれぞれの生活の習慣服がきっとあるはず。その装いをちょっ
と見直し、変化をつけていくことで「今日一日」がまた「昨日と違う一日」になって
今日のごきげんアップにつながっていくと思う。
気持ちに新しい風を吹き込ませるには、長年当たり前になっていることを
ちょっと見直すことなんじゃないかな?と、6年間の犬の散歩から
教わった。私はこれからもずっとずっときげん良く散歩にいこ
うね!とカレと約束をする。
![IMG_0001.jpg](http://hohoho.pupu.jp/illust/assets_c/2012/03/IMG_0001-thumb-400x610-762.jpg)
たまに深夜のテレビでファッションショーのライブ放送を
見る。いろんな有名デザイナーたちのショーだ。眼光するどくして
次々にステージを歩いて来ては去っていくモデルさんたち。
先日は秋のコレクションだというショーをやっていた。これからの
参考にしようなどの心意気などまったくなく見るだけだが、
なんとなく伝わってくるものは確かにある。
言葉の意味や内容もわからず部屋で流している洋楽のCD、
理解しようともしないただのBGMなのだけれど、ほんのちょっとの
メロディーやワードが耳に残ることがある。そんな感じでファッション
ショーを見ているのだ。見流しながらも気持ちのどこかに残るのは
「現役感」。ほのか~に耳に残ったメロディーのように。
自分自身の着心地いい定番服がはっきりわかってくるようになると
つい安心してしまう。またそれが似合うもんだから同じような
着回しにと。ともすると三年前とほぼ同じだったりするし~。
たまにビックリするようなファッションショーや露出度の高いモデルさん
たちの姿を見ては「ほほぉ~!」とし、【今】のスタイルからも目を離さないでいたい
と思う。
翌日春のおしゃれの道具としてリップグロスとシャンパンゴールドのマニュキュ
アを買った。
なんとなく感じたファッションオーラ、私にこんな風に反映したのかも。
もうしばらく、い~や!いつまでも現役感のあるおしゃれをしていたいと思う。
![IMG.jpg](http://hohoho.pupu.jp/illust/assets_c/2011/09/IMG-thumb-400x622-165.jpg)
先日素敵なバッグを持っていた友人に会った。な、なんと!それ、
革パンツをリメイクしたものだという。よくよーく見せてもらったら、
前のファスナーや後ろポケット部分にパンツの面影が茶目っ気
たっぷりに残されている。いっぱいあるポケットがなんとも
便利そう。私もほしくなり作っていただこうと、昔夫がはいて
いたバイク用の革パンツを押し入れから探し出し、早速お願い
した。持ち手の長さと太さにちょっと注文を出す。そして数週間
後....はたしてとても使いやすいバッグに生まれ変わり戻ってきた。
もう一つ、作っていただいた物がある。それはヘッドピース(髪飾り)。
シックなパステルカラーで作られた花の髪飾り「これ、白髪のちょい
とある大人にも似合うのでは?」とふんで注文した。花の色や数は
こちらの希望をくんでもらえるシステムだ。(20代の方が制作されている)
少し希望の入れられる余地のある半分オーダー。作り手のセンスに
「アタシ用にはこうしたい!」の気分をほのかに乗せて作ってもらえる楽しみを
味わった二品だった。意思の疎通さえうまくいけば、
この味はくせになる味だ。少しでも「自分の気分込み」
の持ち物には愛着がぐっと増すよう。バッグのかぶせの裏面、スエードを見せる
ように
開いて持つ、ヘッドピースをTシャツの襟元につけるなど...自分流の使い方
をあれこれ考える。
愛着が、自分風に使いこなすことにつながっていく。