昨日のユーミンの芝居へは、パールのデカピアスをつけていった。
直径が100円玉ほどある特大パールである。
重いです。
チープというか、おもちゃっぽいな。
コットンパールなどまだなかった時代に、文化屋雑貨店で手に入れたものだ。
渋谷の消防署の近くに文化屋があったのだが、それは遠い昔々?
いまいずこ......。
フェルト地のカーディガン(@niko and)のようなのを着ていった。
真冬はこの上にコートを重ねるつもりだ。
ボタンはついていないので、昨日はシルバーのシンプルなブローチで留めた。
革パンツからつくったバッグはM子さんのお手製である。
やわらくてつかいやすいバッグ。
【今日のなに着た】
長いカーディガンはかぎ針編み。
多分、長々編みだと思うけれどどうかな。
古着屋(@DEPT)で4〜5年前に購入したものだ。
すべて長々編みでできているのだが、こんなの編む根気、私にはない。
いったいどんだけの時間をかけたのだろう。
いったい誰が編んだのだろう。
いったい誰が着ていたのだろう。
と、「いったい」でできているカーディガンである。
窓から見える木々の紅葉が日々進んでいる。
朝窓を開けて、今日の色を見るのが楽しみだ。
帝国劇場での公演「あなたがいたから私がいた」を観てきた。
松任谷由実の歌と芝居がミックスされた芝居。
途中に25分の休憩をはさんで、4時から7時までというけっこう長時間の公演だった。
老人施設、若年性痴ほう、戦争、リンチっぽい暴力...だの、ユーミンのイメージにはないシーンが散りばまってた。
もちろん、オールスタンドアップで手拍子バンバンのキラキラハデハデはまったくない。
ユーミンの衣装も黒と白を基調にしたものだし。
公演の前半は、どうもおもろなかったけれど、だんだんと芝居に引き込まれていった。
合間合間にユーミンが出てきて歌うのだけれど、暗めなシーンにもピタリとはまる歌は、さすが松任谷正隆さんの演出だなあと思った。
痴ほうのおばあさん役の人が、めっぽう上手くてじ〜んとさせてくれた。
芝居の後で知ったのだけれど、藤真利子が演じていたのだった。
最後のあいさつでユーミンが、
「芝居と歌と帝国劇場の持つ力でできた公演」
といっていたが、本当にその通りだと思った。
劇場そのものがずっと内蔵している雰囲気...空気感かな?それが大きくものをいっていた。
と、評論家っぽく語ってみました〜。
誘ってくれた友人と、劇場に行く前に食べた「松本楼」のオムライスとワインがとってもおいしかったし全体的に、大人な一日であった。
「今日のなに着た」の絵は明日描きます。