大きな鏡の中に、頭にロッドをたくさん巻き付けた大仏さんのような私がある。
まさしく!仏頂面で。
一年に一度のソバージュパーマはマイ一大イベントなのである。
肩幅広くマッチョタイプの美容師さん、丁寧に細かなロットに髪の毛を少しずつきっちり巻き付けてくれる。
その作業は半日がかりになる。
マッチョ美容師が手を動かしながら
「だんだんと枯れ葉の舞う音が変わってくるんですよ」
と言う。
店の前は大きな公園でたくさんの木々が生い茂る。
葉っぱの乾燥度により、音が変化していくということだった。
日々聞いているからこその気付くのだろう。
着るもので一日が不快になってしまうことがある。
外出でタートルを着ていたばかりに、締め付けで息苦しく、またジットリと汗をかく嫌な感じ。
帰宅を急ぐ。
ならば!気持ちが落ち気味な日を、着るもので気持ちを上げていくことができるはず!
幅広いヘアーバンドとして編んだものだけれど、首巻きにも
ちょうど良く使っている。上等な柔らかい毛糸で編めば、とろっとした感じになるし、張りのある毛糸では立具合の良い襟になる。
ブローチでタックをとってとめるとシャレた襟だ!。
締め付けの具合も自由に調節できるし、首周りが暑ければ取ってしまえる。
年々、ほんのささいなことが着心地の善し悪しを左右するようになってきた気がする。
気難しくなってきたってこと?いやいや、ますます洗練されてきたのだと思う。
クルクルに仕上がったパーマの髪。
カサカサと落ち葉を踏みしめての家に帰り道。
途中手芸店に寄って、毛糸一玉を買う。今回は上質なのをはりこんでみた。
日々のちょっとした変化に心と耳をかたむけ、いっしょに美しく変化してしていきたいと、強めに思う12月である。
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(ウソだけど)
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