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東京新聞おしゃれのレシピ 2013 2 18掲載

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年末年始に着物を着なかったので、たまにはねと羽織をは
おって出かけてみた。ひいばあさんの茶羽織りだ。これは帯
とお対になっている。ひいばあさんは小柄だったらしく、帯
は私に短すぎる。バッグに作り直すか...とか考えるだけでずっと仕舞いっぱなし。
せめて羽織だけでも着ようじゃないかと引っ張り出す。全体的
に小さめで丈も短めだけれど、タートルネックのセーターに合わせたら
カーディガンのような感じに着られた。
太いウールのパンツ、別珍の足袋、歩きやすい低い下駄、アラン編みの
幅広のマフラーを合わせる。
厚地絹の羽織は思いのほかあたたかく、昼間の外出にはちょうど
いいように思えた。
羽織は着物とどう合わせりゃいいんだ?といまいち判断がつかない。
きっと意外な色合わせとか柄合わせの妙を知ったら、やみつきになる
アイテムなんだろうな、とは思うけれど、そうなるまでには
どんだけかかることか....。
ほかにも何枚かある羽織、いつか着物と合わせて!
とその時を待っても、残念ながらその時は来ないだろう。
だったらさ!と自分の肩をポンとたたく。洋服と合わせてけばいいじゃない!
格子や縞、水玉などと柄がトラッドだったら着物だけが妙に浮く感じに
はならないはずだ。和洋どっちもに通じる「普通のおしゃれ」
な着こなしになると思う。


東京新聞おしゃれのレシピ 2013 1 21掲載

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.........

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【季節にとらわれず持つバスケット】
寒~いある日、歯医者の帰りに植木鉢形のバスケットをみつけた。
この形はずっとほしかったものだったので、迷う事なく
お買い上げ。帰り道々嬉しさあまって持ってたバッグを詰め込み、
買ったばかりのバスケットをぶら下げて帰宅した。
ボリュームのあるコートを着ていたので、バスケットの軽い感じが
全体のバランスを整えてくれた。(荷物と歯痛まで軽くなったように感じた
げんきん者の私だ)木のつるや皮などで編まれた天然素材感満々な
バスケットは、ダウンジャケットやフリースとの異素材関係の相性も
いいように思う。また毛皮物と合わせるとフッと何かが抜け、
気楽な良い印象が漂いだす。普段はあまりバッグにアクセサリーなど
の付属品はつけていないけれど、冬のバスケットには何か付けたい
気分も湧き、毛糸で大きなボンボンを作って三つ四つ付けてみた。
ちょっと冬仕様のバスケットに変わり嬉しくなった。着る物のポイント
カラーになるようにとボンボンの色も数種類作って。
ちりめん地に鮮やかな花模様、着物用の巾着袋、仕舞いっぱなしでもったいなく
思っていた。なかなか出番もなく.....。着物用と限定することもないな!と思い
小銭入れなどの小物をまとめバスケットの中に。
外出先ではそのまま取り出してテーブルに置いても様になる。
お、これはいい!和洋折衷の美しさ!
バスケットは「冬の使える」おしゃれかも。

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※掲載は紙面の都合でモノクロになりました。

イラスト

お知らせ

2017年3月13日
ホホホ以外に.......

カゴ屋さん、メヌイ
http://ameblo.jp/menui-zakka/
と、 ココカラPARKbyやずやのサイトにイラストと文章を連載させていただいてます。
https://kokokarapark.com/
どちらも月に2〜3回ほどの更新です。

プロフィール

本田葉子

イラストレーター。長野県出身。
2017年10月より小田原市在住。
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