昨日吉祥寺で会った友だちは地元民なので、私が行ったことのないような路地とか曲がったりして、おもしろい店に連れていってくれた。
知り合いが参加しているという、小さなアンティークマーケット(期間限定らしい)にも!
レース編みの達人さんが出店のブースには、フランスのアンティークレースがたくさん並べられていた。
輪になってるものがいくつもあったので、
「何に使われていたものですか?」
とうかがったら、昔のペチパンツ(ズロースですな)の裾のところに縫い付けられていたものだということだった。
それはそれは繊細なレース。
頑丈さも兼ね備えられているレースは魅力的だ。
下着だもの、幾度もの洗濯にも耐久し、年を重ねるほどに、よりいっそうの魅力を増すズロース(のレース)......ぜひ見習いたい。
古いマガジンも数冊並べられていた。
月刊誌だったのかもしれない。
どれもこれもほしくてたまらなかったけれど、二冊だけチョイス。
1953年当時で20フランだけど、2015年現在では700円だ。
わら半紙にカラー印刷の色ってそれだけでもそそられる。
わくわくしながら見入る。
友だちからたのまれていた名刺とショップカードの打ち合わせに吉祥寺までいく。
新しくできたマーガレット.ハウエルのカフェを待ち合わせ場所にした。
ちょっとオシャレしていこうと思って、(会う相手がとってもおしゃれさんだし)かねてからやってみたかった男物のコートとレースとワニ皮バッグを合わせていった。
ワニ皮のバッグは友人からいただいたものだ。
持ち手に破損があり「本田さん直して持ってよ」と。
厚紙と薄い皮で裏打ちしてみたが、完全に修理はできなくてなんとも心もとなかったので、いっそ......と持ち手を取り除いてしまった。
そしてショルダーバッグのベルトをつけたのだ。
まあこの方がアタシっぽいっちゃぽいか。
襟元にはレースのショールをしたが、やはり寒かった!
おしゃれはガマン?
もちろんコートの中にはダウンを着込んでる〜。
ネックレスはAGATHAのテリア。
一昨年だったか救世軍のバザー店で購入したものだ。
.......................
【もしやもしやで】
古着のモスグリーンのケープ付きのコート、気に入ってはいるけれどほんのちょっとの不安と疑惑があったのだ。
それは裏地についていたナンバーのような数字と意味不明なアルファベット文字の羅列。
買うときお店の方に、
「どこのものですか?」
とうかがったらわからないという。
もしやもしや、『どっかの軍隊のだったら嫌だな〜』と思ったけれど、気に入ったからそのへんはうやむやにしておいた。
自分にも長いこと不問ってことに。
でもやっぱり気になって、
「カーキ ケープ付きコート」
でネット検索してみたら...なんと!ま〜あっさり判明してしまった。
フランス軍のレインコートだったというのだ。
軍隊マニア(っていう?)の間ではけっこう人気の高いもんでもあるらしかった。
と〜っても残念。
軍隊も制服もどっちも好きではないのに。
でもこれからも着たいので、「モスグリーンの男っぽいコート」とだけ刷り込む。自分に。
救世軍のバザー好きだったり、フランス軍のレインコート着たりしてるけど、アタシのこと軍隊マニアって思わないでね。