マットで暗い色目のコートやジャケットを着ることが多い今日このごろ。
襟元にキラリのブローチで、光をプラスするのがいいかなと思ってよく付けている。
バルキーなニットの袖口から、ちらりと女らしい腕時計やブレスレッドをのぞかせるもの好きな付け方だ。
これも冬ならではおしゃれの一つ。
丸いブローチは、イギリスの土産で、25年前にいただいた。
四角いブローチは、フリマで。
ブレスレッドは、駅前のセレクトショップ(・・・てか洋品店にて)手に入れた。
ひんぱんに付けるきらきら三点がこれ。
午後9時。
スーが私をあまりに玄関方面へいざなうので、夜の散歩へ。
ドアを開くとそこは雪国であった。
なぜわかる?どんだけ雪好きな犬なん?
出てすぐに、酔っ払いのおじさんとすれ違う。
おじさんは、前後左右上下に揺れながら、セルフ合いの手も上手いこと入れて演歌っぽい歌をうたいながら向かい側からやってきた。
まるで絵に書いたような酔っ払いの姿であり、薄く積もったばかりの雪道に、それはみごとなまばらな足跡がおじさんの後に続いていた。
おじさんは、うれしい酒を飲んできたのであろうか。
それとも、そうでない酒だったのだろうか。
どちらにしても、静かな雪の降る道を歌いながら浮遊する今は、相当な幸せ時間では?と、なんだか思う。
酔っ払って見る雪は、きらきらとより輝き、雪が車の明かりの形になす光景を楽しむのは、酩酊ならではの至福だ。
雪との一体感、同化。
ひとつぶひとつぶに宿ってるものが見える。
最近、こんな至福を味わってないなあと思う。
スーと一回りしての帰り道、おじさんの残した足跡は、新しい雪ですっかり消えていた。
友だちの息子の卒業制作の作品を見がてら、友だちに会ったりするために家人と小平のムサビへ。
ここはわれらが母校でもあり、郷愁にひたれるかな~と思いながら行ってきた。
デザイン科の学生の作品、多くはアレです、デジタル。
当たり前だけど、そうなんだー・・・と眺める。
油絵や、彫刻の作品群は見ごたえがあった。
ぐっとくるのもたくさん。
写真を撮り忘れてしまったけれど、日本画で「干し絵の具」を使った作品があった。
大きい画で、きのこをびっしりと繊細に描いていた。
干し絵の具ってどんなのかなと興味深く見た。
妙なかっこうだったり、食いつきそうな顔つきの学生はいっこうに見当たらず残念。
一人で校内を歩いてみたけれど、懐かしさもなにも・・・建て替えやら建て増しやらしてあって、もうなにがなんだかな~であった。
一箇所、ここ!この手すり。
昔のまんまであった。
このあたりに集まっては友だちといろいろしゃべっていた。
もう一箇所、「思い出の手すり」を見てきた。
「ここから飛び降りて死ぬっ!!」
と階段のところの手すりに乗っかって叫んでいた友があった。
みんなで大騒ぎしたような記憶があったけど、今見ると死ぬもなにも・・・・ネンザすらしそうもない高さじゃないの?
あれはいったいなんだったのだろう?
若さってバカさ。
手すりをさわりながら苦く笑った。
学校で待ち合わせたご学友と。
記念の写真をとりましょうね~(って島倉か?)
打ち合わせでもしたかのような、黒オーバーコートに毛皮な襟巻き、ベージュの革手袋て・・・。
いったい何人の人が口ずさんでいることだろう・・。
♪雨は夜更けすぎに~雪へとかわるだろ~♪
とな。
あんまり寒くないように思うけれど、本当に明日の朝には積雪してるのかな。
いいとしですけど、ちょっとわくわく。
ワカサギのから揚げをあてに、熱燗で、ブラタモリで国分寺探訪。
けっこう過ぎるナイトです。
雨は夜更けすぎに~~~ちょいなちょいなっとな。
革パンツをバッグに作り変えるのを、MR子さんにお願いした、と書いたのは昨年の暮れのことだった。
やく二週間後にそれは出来上がり、届いた。
あれこれ想像して待つ日々の楽しかったこと!
私がMR子さんに送ったのは女性物で柔らかい牛革のパンツ。
なにかをなにかに作り変えるときには、
・先輩の持っている元からの特徴とその良さを、最大限に生かしきる。
・後輩にはお茶目が漂っていなければならない。
この、二項目は是非おさえたいところだと思う。
それはどんな作り変えにも共通だ。
そしてこれがMR子さんのデザイン&制作のバッグ。見てちょ~!(画像クリックでよく見えます)
持ったとこ。
後はこう。
かぶせを開くとこうなります。 ね、パンツでしょ?
パンツのたくさんのポケットは、それは便利で使い勝手のいいバッグの収納ポケットとなっている。
前ポケットには、「かぶせ」もかかるので、大事な物も安心してしまっておけるし。
先輩の持っていた良さを最大限に活用し、残してもいる!
「かぶせ」と「持ち手」は足から作り出していた。(片足一本は残っています)
薄めの革だったので、軽いバッグの仕上がりに。
MR子さんすごいゼ!
パンツの前ボタンとファスナーのところには手を加えていないので、ボタンをはずしファスナーを下げると、意味なくバッグがダァ~ッと全開になるとこがお茶目。
このパンツバッグ、収納力はバツグンです。
先輩はおしりを収納してたんだし・・・。
そして、先輩と後輩のツーショットね。
この一枚が撮りたかったんだ!ああ満足。
MR子さん、本当にありがとうございました。
大満足のパンツバッグでございます。
(撮影場所、庭と家の前の道路。撮影者、家人)
あ、内側ににも小技が・・。また写真撮ったら、アップします。
先日書いた、革パンツをバッグに作り変えてもらっている・・・というの、それは13日に出来上がってきていたのだった。
私はバッグには、こうるせー女なのである。
13日から小さいお出かけ(コンビニとか郵便局とかね)にも持って出て、使い心地を試していた。
そしてそれはいかがなものだったのか。
明日、画像と共に・・・。
だれに宣伝を頼まれたわけでもないですけど、ちょっとおもしろそうなイベントなので・・。
ソフトクリーム
家の者は湯たんぽを使っている。
夜、湯たんぽから昨日のお湯(すっかり冷水になっている)をどぼどぼと流しに捨てて、沸かしたての熱湯を入れる。
この作業をするとき、毎回毎回・・・なんか違和感つうか、いや~な感じ湧き上がってくるのだった。
さっき、テレビで「オールウェイズ三丁目の夕日」を見ていて、
「あ~~、そうそう、これなんだ!」
と自身の「パーソナル違和感」の根拠がわかった。
三丁目の住人のおじさんは、朝、湯たんぽのぬるくなったお湯を洗面器にどぼどぼっと移していたのだった。
私も子ども頃、そうやって洗顔していたことを思い出した。
湯たんぽのぬるま湯を洗面器に移す行為が、なんだか上等な行為のように見えた。
お風呂のシャワーや、洗い物の水はじゃんじゃん流すくせに湯たんぽの水だけに感じる罪悪感て・・・なんだろ。