冬ごろから....会うことなかった友人ふたりとひさしぶりに、顔合わせをすることに。
都心にくわしい友人Aが、東京駅で待ち合わせることを提案してくれた。
東京駅、乗り換えでおりることはあっても、じろじろ見て回ったことがなかったので、これはチャンス!と、待ち合わせ時間より少し早めに行って、うろうろしてみた。
まずは.....ほ〜〜!と見上げる。
東京駅の変遷、歴史が書かれたボードなど読む。
駅ができる前の更地の写真をまじまじ見る。
関東大震災のときも、こわれなかった構造の駅舎とその周辺の様子の写真も。
雨降りだったけれど外に出て、外観も見物。
久々会合で、いつのまにやらba-sanになった2名と、還暦をむかえた1名と、「アタシはba-sanになれない気がする」という1名も含め、とりあえず....「ま、おめでとう〜!」といいあう。
「写真は斜め下向きかげん、伏せ目がちにするといい」
というカメラマン友人Aのアドバイスをもとに、そのとおりにして写真におさまったba-sansはセピア。
お向かいさんちのお庭には、3本の桜の木がある。
お子さんたちの記念樹だそうだ。
なので、どの木も樹齢30年はらくらくオーバーしている立派な木。
春の満開の時期には、だんなさんがライトアップ。
うちはちゃっかり二階の窓から、満喫させていただいている。
毎年の夏、その「参兄弟桜」はセミのメッカとなり、朝からセミらはぶいぶいぶいぶいいわすのである。
なにかの拍子でいっせいに飛び立つそのさまは、一日ほうっておいたスカイにむらがるコバエ状態であるのを、お向かいさんの奥さんも、私も承知している。
それはそれで、「ザ夏」の風景だ。
近所の公園で、虫取りアミを手にセミを探してる子どもをみつけると、
「ダンナ、いいとこありますよ。ご案内しましょうか?いいこがたくさん揃ってますぜ」
の意を省略して.....
「こっちにいっぱいるよ!」
と子どもたちに教えているほどだ。
「アミ一振りで3匹確保」を約束する。(目隠しおK!)
.......という参本桜に、今年まだ確認していない。
一匹二匹のぬけがらはあったらしいけど、あのけたたましいミ〜ンミ〜ンはまだ聞こえてこない。
今年、出足おそい。
セミ界になにか異変があったのだろうか。
地上に見切りをつけた?
ま、つけたくもなるよね。
と、書いている間に、おっと〜!!セミの声が聞こえてきた!
数は少ないけど、チカラ強い。
好きではないけど、セミの大声にやや安心する。
生後100日(ちょっとオーバー)たったから、孫の「お食い初め」をしようと朝からお赤飯の支度をしていたら、
「どういう風にするの?」
と息子がきいてきた。
「小豆をたいてさ...その汁で...」
と説明しようとしたら、
「それで布を縛って絞り染めするんだね」
!!だって!!
初めと、染めのああ勘違い。
ざざっと「お食い初めの儀」の説明したら、
「本人は食べないんでしょ?それおかしくない?」
.....ですよね。ホントに。
でもやったのである。
大きな蒸し器はずいぶんと前に処分してしまったので、初の「電気釜でお赤飯を炊く」を試みた。
●餅米2.5合に対して、お米0.5合とするのがポイントらしい。
ネットで調べました。
電気釜でお赤飯を炊くときは、餅米だけですると水っぽくなっちゃうからだそう。
うまーく炊けました。よかった。ババはいい仕事した。
アタシの注意事項として、小豆は柔らかくしすぎず、つやつやにすること...とした。
まあまあね、それもうまくいったと自己マン。
煮物、お吸い物、お漬け物などを小さな器に盛りつける。
ままごとみたいで楽しい。
お膳つきの立派な「お食い初めセット」は、新パパの大分のご実家から贈られたもの。
娘は写メでさっそく撮って、送信していた。
祝う幸せを惜しげもなくれる赤子に、我々は見事にピンク色に染まったのであった。
週末長野に行ってきた。
姉のところで暮らしている母、会うたびによわよわっとしてくる。
がんばり者の姉は、県展に出品するとかいう「書」を家事一般のひと仕事ののち、夜、こもって書いていた。
腰痛、婦人特有のやまい....とか....いろいろきてるガタと、がたがたとたたかっていた。
わが姉ながら、あっぱれ!と見つめる。
自宅で世話するにも、いろいろ大変さが重なってきて、専門施設も考ているという。
おおきく賛成!の意を表してきた。
以前、義父さんの入院施設を探したとき、500人待ちだったという。
途方もない数字。
なんだかなあ..の老人事情。
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一昨日子ども向けの偉人伝、良寛和尚の伝記を読み、トルストイの「終着駅トルストイ最後の旅」のDVDを先週みた。
偉人たちの波瀾万丈のそのさまは多様だし、加減さもはかりしれないものだ。
しかし偉人といわれる人も、そうでない人も静かにココロ穏やかに暮らしたいと思うのは一律だ。
きのう選挙に行ってきた。
なるたけ心穏やかにして、名前を書き込む。
ご飯ちゃわんを割ってしまったので、新しいちゃわんをおろす。
5年ぐらい前に「ボウル展」に出したけど売れ残って、リターンしてきたものだ。
4個出品した中では、いちばん力作したのに売れんかった。(出来てるおちゃわんに絵付けのみ)
そういうもんだよなあ.....適度な脱力感がないとあつくるしいものなあ....、と、たなごころにちゃわんを乗っけて思う。
冷やお茶づけ(冷茶をかける)が特においしい昼飯。
やらないといけないこといっぱい。
台所にいっぴきのコバエ。
「窓あけとくから出てって」
と、窓をあけはなしておいたら....友だちを(親族かもしれん)連れてきよった。
じゃっかん、イラッとする。
ごはんを炊いておこうと、こめびつを見たらつきていたし、財布もつきはてていた。
ア〜〜と思う。
洗濯物の乾きがいまいち。
カラッと感がない。
そんな合間合間に、娘が携帯電話に送ってくれた画像をこっそり見ては、ほほの筋肉をゆるめほぐす。
うちわを取り出し、コバエをあおぎまくって外に追い出したあと郵便局に行ってお金をおろし、スーパーでお米を買った。
洗濯物は風通しのいいところに干し直し。
また「やるべき事」の順位をつけて書き出した。
13位まであった。
そうして、また画像を見る。
指しゃぶって寝てるだけの者、何事をも突破させるチカラを持つ。
こんなに暑いのに、足りないものがある。
そう!せみ!
きらいだけど、いなきゃいないでつまらんものである。
「出てこいや〜」と、握りこぶしを腰にあてて、網戸越しからいってみる。
そうめんと並んで、風物詩であるのはまちがいないんだから。
スーともなかよしだったサブリナは、天の川にいったそうだ。
一昨日、手ぶらで歩いていたサブリナのお父さんを見かけた。
「おおスー、元気かぁ」
とサブ父は遠くから手をふってくれたので、「は〜い」と返事して、足ばやに通り過ぎた。
顔からいろんなもんが流れでる暑い夏だ。
地球をみわたせるところに住む犬のかみさま。
「忘れないよ〜」
といってくれているのである。
むすめ夫婦と赤子と、ちょっと買い物に。
あかんぼのおむつをかえようと、トイレに向かう。
(娘はソフトクリーム中....)
バギーを押してトイレのドアを開けようとしたら、アタシぐらいの年齢(だと思う)の女性が、さっと開けてくれ、入るまでドアを押さえていてくれた。
ありがたいことである。
大型店のあかんぼ対策事情はたいへんよくって、おむつ交換スペースも広々している。
除菌シートで台を拭きまくってバスタオルを敷いて....っと不慣れなba-sanは緊張しつつ一連の作業を遂行する。
済ませてトイレから出ようとすると、またまたさっきの女性がドアを押さえる手伝いをしてくれた。
トイレ前付近のベンチのところで、小さな子どもたち(お孫であろう)を遊ばせ、アタシたちの出てくるのを見計らってくれていたのだ!
バギーの不慣れを見抜かれたか?
「ありがとうございます。助かりました」(ニコ♪)
「い〜え」(ニコ♪)
ba-san同士のあいさつである。
なんにでも先輩はいるものである。
そして先輩から習うことは多い。
今日から3ヶ月めba-sanも成長はゆっくりと...。
この二匹.....長いあいだ、行方不明になっていたのだ。
だれにいっても理解されにくいであろうこのくやしさといまいましさ。
そしておのれの不甲斐なさを悔いぬいていた。
失った心当たりはあったのだ。
半年くらい前だったか、部屋の大掃除をしたとき、「お犬様コーナー」(犬雑貨をまとめて本箱のすみに密かに展示してある自己満コーナー)をひっくりかえし、偶然その下にあったゴミ箱にざざ〜っとお犬様ご一行が落下したのだった。
おっといけねえいけねえと、拾い上げたつもりだったが、そのとき救出不足したのかも?と。
そう思い始めると、悔しさといまいましさと.....の日々。
あきらめきれない日々だった。
そ、れ、が、出て来たのである。
ネックレス(バレッタ改造の)はバッグの中から。
ブローチは以前に着たコートにつけたまんまだった。
一転、♪ね〜捨てるわけないじゃんね〜♪と喜びに満ち満ちたアタシだ。
ホントよかった。
ゴミ箱の位置からうんと離した「新お犬さまコーナー」のいちばんいい席に置き直した。
あんまり嬉しかったので、記念の一枚。