雨と風がやんだので、スーの散歩にでる。
月もでてきて、明るい道を歩く。
40分ほどのうろうろ散歩途中で、三本のこわれ打ち捨てられた傘を見た。
■すっかり布部分がはがれ、骨と棒だけになったもの
■?マークに似ている持ち手のところが車にひかれたのだろう、粉々になって棒のまわりに散りばまっていたもの
■「おちょこ状態」になったのだろう、骨が完全に上向きなって、竹ぼうきのような形状になっていたもの
どれもぎょぎょっとする凶器然として見えた。
用を成す傘の形はほぼ一様でも、こわれかたは一通りではない。
それはみごとに個性的な様だった。
5年前に母と姉とで行った温泉宿。
そこに「打たれ湯を楽しむ鯉たちがいる」、とブログで書いたことを覚えててくれる方は....いるだろか?
「宿の中庭の池。竹筒から流れ出る湯の下に鯉が集まって、順番に湯に打たれる様をあかず眺めてきた」とかなんとか書きましたよね。
またそこに同じメンバーで、行ってきた。
私の期待はただ一点、まだ鯉は打たれているのだろうか?であった。
このとーり!いましたいました!
その数、前より増えてるじゃん!
今回は証拠写真もバッチリ撮ってきたので、その姿をご紹介。
(ぶあついガラスごしにしか見られないので、画像やや不鮮明に...)
大きなボスっぽい白い鯉はわりと長めに打たれていた。
他の鯉らは遠慮がちに、ならんで順番を待っている。
白いボス鯉が去ると、われもわれもと寄ってくる。
この竹筒から流れ出ているお湯の温度は40度だそう。
と立て札に書いてあった。
実物を見たい方はこの↓ホテルへ是非。
長野 上林温泉 仙寿閣
鯉たちはあいかわらずだったけれど、5年間は生活と肉体を大きく変化させるに充分な歳月だ。
自力だけではもう入浴もままならない母を、姉といっしょになって三助よろしくお風呂に入れわいのわいのと背中を流す。
ホテルのラウンジの角っこにあったバーのようなところに、母が就寝した後、こっそり姉と行こうかな〜と内心密かに思っていたけれど、日々の疲れのためか、夕食のほんの少々の日本酒のせいか....姉、早々にバタンキュ〜ゥ。
最後から二番目の鯉、じゃなかった!恋の最終話を布団の中から一人で見て、私も寝てしもーた。
長野駅での別れ際に、
「また行こう〜、今度は秋ね」
って、姉。
次回こそ「姉妹で深夜Bar」しましょ!!
ノンアルでかまわないからっ。