引越しにあたり、台所用品もたくさん処分してきた。
「もう増やすまじ」
とかたく心に誓って・・・。
しかし先週、中華街に友だちといったときに、友人のプッシュもあってセイロを購入した。
前々からほしいなあとは思っていた竹製のセイロである。
お店の奥で、木の粉やヤスリのようなもので、セイロを手入れしていた女性もおられ好感度ましましで買う決心をしたのである。
昔うちで使っていたのは、アルミ製の四角い蒸し器であった。
それもけっこう大きく、場所塞ぎな鍋だった。
なので、今回は小型のセイロにした。
これが!!なんと!!便利!!なのである!!
と、ビックリマーク多用してしまうほど使える器具だったのね〜。
コロッケを作った時も、セイロで蒸したジャガイモをつぶせばよりホクホクしたコロッケになった。
茹でるより蒸すほうが早いのがなによりだ。
冷え切ったご飯は、キッチンシートをしいたセイロで蒸すと、炊きたてに近いご飯になった。
もやしと豚肉を重ねて蒸す。
サツマイモや人参を蒸す。
肉まんは、乙女の柔肌のように柔らかふっくらになる。
竹の網目からもうもうと上がる湯気はなんだか特別製だ。
上等なミストである。
肉まんのように再生せよワシの肌!・・・・・と念じながらセイロのミストににじり寄り、首を伸ばす。
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今日は画像もイラストもなしで面目ねえ。
昼頃だったか・・・何気につけたテレビで料理を作る番組をやっていた。
先輩主婦が、後輩に教えるという形で進行。
「すいとん」を後輩に伝授だ。
小麦粉と大根おろしを混ぜてタネをこねる・・・・というところでナルホド!!!と身を乗り出す。
おいしそうだ!
しかし、先輩主婦が推奨していたのはチューブに入った大根おろしだった。
そのあとも出来合いのパックに入った筑前煮をすいとんの汁の具に投入するなど、ぐんぐんお手軽な仕上げとなっていた。
伝授された後輩は、手順を真似て調理の作業をしていた。
「わ〜!時短で、しかもすいとんもご馳走になりますね〜。」
と周りの人たちも口々に。
いいね!時短で手抜きでもおいしかったらオッケーよね。
・・・・・と思いつつも、なにかこう言い知れぬ不安なものがココロに残る。
なんだろう。
夕方、食事の支度。
ガラス瓶に水と一緒に入れておいた「出汁パック」が染み出た出汁は半日で黄金色になっている。
冷蔵庫から取り出しささっと味噌汁を作る。
あ〜〜、これも他の誰かからしたら、考えられないすごい手抜きで、将来の食卓を不安にさせているかも。
以前、平野レミさんの本だったか「食べたらコロッケ」という、ポテトサラダに炒めたパン粉を振りかけるという【手法】が紹介されていた。
なんども真似て作った私だ。
それぞれの手抜きは、それぞれのアイデアとして流通する。
手抜き感も時代と共になんだな・・・・と思った。
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