今年初のba-san。
「ba-san初め」だかんな、ちょっと気合い入れて作んないとな...と力みすぎてなかなか顔が決まらなくて、いっかい刺した顔の糸を切って、刺し直した。
これは掟やぶりな行為なのであった。
「自分掟」として「顔は一回で決める」としていたから。あちゃ!
まぁ〜ba-sanのいうとおりに気楽に気楽に....と気を取り直して「どんな顔してんの?」と聞く。
針を持ちながら私はいつもいろいろ相談事をもちかける。
「静かな饒舌」という技をつかってba-san方は答えてくれるのだった。
ことしもよろしくね!と白髪をていねいに整え直す。
ハンコを押すのには、ちょっとしたこつがある。
それは押す対象の素材によって、インクを変えるといいということ。
スタンプ台には、いろいろ種類があるけれど(本当にすごい種類が!)水性と油性の二通りがあると便利。
水性のインクのスタンプ台を使う時、すべすべの紙より、画用紙とかわら半紙のような吸い込みのいい紙が合う。
こんな感じ。
ツヤ紙や、ビニールには、油性スタンプ台を使うときれいに押せるし、ちょっとこすれても消えたりしない。
発色も良くてきっぱりと出る。
マジックペンとおんなじ。
布専用のスタンプ台もあるので、ハンカチに押してオリジナルをつくっても!
手ぬぐいにスタンプしたことがありますが、洗ってもぜんぜん退色しなかった。
威力はすごい。
年賀状もスタンプでいちまいいちまい手押しハンコでつくっても楽しい。
ハンコの良さは...いろいろあるけど、なんといってもいちばんの魅力は、「かすれ」にあると思う。
かすれがニュアンスをだしまくってくれるのだ。
押し損じなどないし!
思い切ってポンと押すのが気持ちがいいし、相手にもそれがきっと伝わるものだから。
ゴムの台の上で押すとあんがいときれいに押せる。
カッター台とかね。
ハンコの絵のすみずみまでちゃんと押したいときは、あまり力を込めずに四カ所すみずみを意識して、押す。
色画用紙に押し、色エンピツでほんのちょっと付け加えると、手間のわりには出来上がりの満足感が大きい。
雪だるまにおそろいのベレー帽をかぶせたりして遊べる。
ハンコはゴムだから、しまうときはインクをいらない紙にすっかり吸い取らせてからしまう。
インクがゴムにつまったりして劣化しちゃうから。
以前に....洗うといいと聞いたけど、私はやったことはないです。
ティッシュでふくと、けばけばがハンコ面につくのでNGです。
ハンコ台が乾いてしまったり、インクが無くなったら台を捨てずに。
差し替えられるものもありました。たくさんつかうときは経済的ですし。
画像のスタンプは全部水性インクをつかいました。
100円ショップで買いました。
文房具店には、キラキラの入ったのや、やさしい色味のスタンプ台がたくさん売ってる。
うんと小さいのは150円ぐらいから。
熱を加えるとプックリふくらむインクとか、粉とか...。
スタンプの世界は間口がひろくて、そして奥がふか〜〜いものらしいです。
入ったら最後、魅力にとりつかれて出て来れない人もいるようです。
ほどほどで楽しもうっと!