ものすごくビックリしすぎると、呆然と立ちつくしますよね?
今朝、それ。
8時半に友人と多摩センター駅で待ち合わせて、荻窪の友人宅を訪ねる予定にしていたのだ。
な、の、に、目覚めたのはなんと8時!
ハッとしてちびりそうになった。
布団の上に仁王立ちになり、ひょえ〜っひょえ〜ひょえ〜っ!と声に出してくり返してみたがなんの解決にもならなかった。
その上それで5分も経過させてしまった。
友だち各所に電話して、遅れる旨をまず連絡しなければ!と携帯電話を手に取りながら、着る服をさがす。
服服、服はどこよ〜!?なに着るの〜!?
目に入ったのは、一昨日着たシャツとデニムパンツであった。
とりあえず、着た。
おちつけワレ。餅つけワシ。
携帯電話をバッグにしまい、ひょっとしたら間に合うかもしれん......と希望をみいだす努力をした。
駅までバスの待ち時間を入れて15分として、あと5分で家を出ればなんとか間に合うのでは、とボケた頭で暗算して全速力で準備をした。
もちろん、まゆ毛を描くだのファンデーションを塗るだの、アクセサリーを見つくろうだのは省略せざるをえない。
何か飲むだのもってのほかだ。
大きめのバッグに昨日の持ち物、財布や手帳、ハンカチなどすべてをざざざ〜っとあける。
こういうの女として、いや、人として、いや、いい歳した女としていかがなものか?
いや、いかがなものか?などと問うているいとまもない。
走ってバス停へいくと、運よくバスはすぐに向かえに来てくれた。
バスの中で髪の毛を結び、シャツのボタンを留め、ベルト装着し、ソックスをはき直した。
友だちはすでに駅で待っててくれたが、8時27分という時間は遅刻の範疇ではないよね。(ギリギリすぎるけど)
私はうっす〜い顔をして、
「おはようございま〜す。お待たせしました」
なんつて朝のあいさつをした。
(挙動も言動も、不審さに満ちあふれていたと思うけど)
時間通りに、荻窪の友人宅に到着。
数々の手織りのマフラーなどを見せていただく。
今日の目的は、友人が訳あってぜひ手にいれたいと願望していたマフラーを買うためにうかがったのだ。
用意していただいた数々の織物を見ながら選んでいた。
アタシもちゃっかり小型マフラーを一本ゲット。
な〜んも考えないで着た今日の服の首に巻いた。
こうですよ、これですよね、なんてね明るい色が入ったことで急に気持ちも見た目の印象も明るくかわった。
帰宅してから反省モードに入る。
なんで目覚ましが効かなかったんだ?と。
目覚まし時計を確認してみたら、なんといつもの設定が解除されていた。
あ〜ダメだよなあ...そうなんだよなあ...。
アイツが寝室に入った後は気をつけなけりゃいけなかったんだよなあ。
かわゆいアイツは異常なほどアンパンマンとメカ好きなんだから。
私がこのような朝の一大バタバタ行動をとっていったことを、同行の友は未だ知らず。
一昨日のイラストに今日のマフラーをのせてみました。