
友だちと、新年ランチをしようと計画。
昨年の秋から会ってなかったものだからいろいろと話すことはあるのだった。
せっかくだからと、民芸館へいく。
「文字の美」工芸的な文字の世界 の展示。
柳宗悦は「美しい書にはどこか模様としての美しさがある......」と説いている。(解説書より)
はい!柳先生アタシもそう思います!
工芸的要素を意識しないで書かれた手紙や私信などにも模様を感じることがある。
リズムのような...。
手書きならなおさらだ。
力の強弱のついた文字には宿るもんが多いし。
昨日は若者らの作品を見、今日は古い書など見る。
半身を土にうめたままの我、学ぶことが多すぎてなかなか半身が穴から出て来れない。
民芸館の玄関の梅がきれい!
梅下美人図を二人交代で撮影しあったおだやかな一日。
(梅下でのポーズ、つけすぎだったわね...とほほ)
新年ランチはお好み焼き。
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いつものコートの中は、紺色の厚地ワンピース。

お昼から六本木へ。
武蔵野美術大学の卒業制作展を見にいく。
アクシスギャラリーで明日までの展示、ギリギリで間に合った。
優秀作品40点が並ぶという。
京王線から大江戸線への乗り継ぎがとても便利ということは知ってはいたけれど、あの奈落の底へ向かうようなエスカレーターが恐怖であまり使ったことがなかった。
勇気を出してえの、今日で二度目の乗車である。
奈落の底から這い出し、東京タワーを見ながらアクシスビルまでゆっくり歩く。
作品をひとつひとつ見てまわった。
じ〜んとした。
どれもうらやましいほどの自由さと真剣さにあふれかえっている。
作品のテーマに向かうその真摯さが、現在の我には大きく欠如してるように思われ急に恥ずかしくなり、心のスコップを取り出し穴を掘り深々と埋まった私だった。
37年前、アタシも真剣に卒業制作に立ち向かってたのか?と自問してみる。
「はい、たしか当時は」と自答したので穴から半分掘り出してやった。
しかしなんだなあ...卒制展を都心でやるようになったのね。
そしてどの作品もけっこうなお金がかかっているように見受けられる。
親御さんはさぞ、という思いも拭えんね!

いいなあ〜と思った作品の前で記念撮影。
穴に半分を残したままなので半身で......。
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ラメ入りのスカートは厚地コットン。トレーナーみたいな生地だ。
家の中ではそうは見えなかったかれど、外ではけっこうなキラキラ加減。
シャンパンの泡のようなキラキラなので気持ちいい。
金色つながりで、テリアの大きめネックレスとオレンジ色のピアスをつけた。